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43才からのからだづくりはじめました ~感覚統合療法を添えて

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発達障害の中2と小2の息子の、からだがモロに発達特性のあるおかーさんが、よくわかんない運動や作業で変化する記録です。 からだが不器用だな、とか、なんかうまく動かせないな、という…
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#療育

43才から始める身体づくり~世界に方眼紙ができた

43才から始める身体づくり~世界に方眼紙ができた

話は前の回に戻る。
あの時から頭の中がごちゃごちゃかつ空っぽであった。
年末に向けて掃除はしなきゃいけない、臨時の用事は入る、作業所と療育を1週間達成するだけの心身の体力はない…まあまあ、口癖の
「しんどい」
を家の中ですら3歩ごとに言い、外にに出れば1歩ごと、もう面倒で布団から出ずに過ごす日々である。
1週間で3kg太る始末だ。

人間としてまずい。

そこで、療育の先生が講師をしている
「方眼

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~バランス感覚が良くなった!

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~バランス感覚が良くなった!

偶然か、良い影響なのかわからないが書き記す。
足元に何かありつまずいた。
しかし手にはコーヒーカップ、中身は熱々のチャイだ。
以前書いたが、私は運動音痴だし、怖がりだし、瞬発力もない。
うわあーこれはあとが大変!!
と思いつつ、腰を落として身体をひねり、軸足と逆の左足を踏む場所を見つけて着地。

なんと!転ぶのを防げたのだ!!

また、もしかしたら人生初の
「大股で歩いて通る」
をしたかもしれない

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~こだわりと感覚過敏

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~こだわりと感覚過敏

よく
「発達の人はこだわりが多い」
と言われる。
自覚はあるような、ないようなで、むしろ
「感覚が許容できる範囲がえらく狭い」
というのがしっくりくる。
許容範囲外のものに遭遇するとその場で固まったりプルプルしだす人もいる。
それくらい嫌だったり、許容できるものは
「ライナスの毛布」
の如く、いつも手放さずにいたり、いつも同じものを使って安心感を得る。

……発達障害って臆病じゃね?と思った人もい

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~固有感覚を取り戻そう

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~固有感覚を取り戻そう

前2回が自分の発達特性と、老化するとさらにヤバくなるのを知って頂くために使った。
バランス感覚や五感がヤベェひとが、そのまま年老いたら周囲もヤベェというか。
だいたい、今だって私は酔っぱらって歩いてるように見えるのだ、下戸なのに!

さて。
これが固有感覚の問題そのものなのだ。
固有感覚を大雑把に説明すると、以下の表になる

身体の揺れを感じとって動くのを命じる感覚なので、バランス感覚に直接影響す

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~運動と心理的安全性

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~運動と心理的安全性

もともと身内向けに書いていたものを元に補完をしていただけだったので、改めて自己紹介をします。

内向的かつ辛辣、真面目だけど忘れん坊のASD強めの中学2年生と、いつも陽気で負けず嫌いの、ADHDな小学2年生のおかーさんをしています。
年齢は今年44才で、身長154cm.体重75kgで、実は20kgくらい痩せないと標準体重になれないです。
最近、おそるおそる柔軟体操や感覚統合療法をしてます。

言動

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~老いを感じること

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~老いを感じること

えーと、自分で自分のことを
「中年女性です」
と名乗っているのは、12月に44才になるという、年齢だけではなく、いろんな所に
「老い」
という名をした、悪い顔をした悪魔みたいなアンチクショウが出てきて、ニヤリと不敵な笑みを浮かべているからです。
さて今回は、そんな悪魔の紹介。

1.太るだけで痩せない。
いや…これ、びっくりしたというか、今までがどんな横暴や狼藉を胃腸にはたらきかけても
「しばらく

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~激震、走る

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~激震、走る

実際に身体に起きた変化を、療育施設の代表をなさっているご夫婦にLINEで報告したところ、こんな返事がきた。
※お二人とも療法士だが、何のだかは忘れた。肩書きに疎いんだよ!ごめんなさい!

そして、感覚統合療法が必要な人の感覚の再構築が下のような図。

ざっくり図で説明すると、こんなんらしい。
そして私は、固有感覚や前庭感覚が弱い、とのこと。
私は重力や空気を感じずに生きてるニュータイプだったのか…

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43才中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~はじまりは偶然であり必然

43才中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~はじまりは偶然であり必然

感覚統合療法というものを受けている。

物凄い雑に言ってしまえば

『脳に異常があるならば、その異常な部分が司る身体に、然るべき刺激を与えれば、良くなるんじゃね?』

という感じの、発達障害の子どもを中心に、脳の不具合がある人々へのリハビリだ。

話はちょいちょい前から出ていた。

中2と小2が通う療育施設から

「お母さんもやってみませんか?」

と言われていたからだ。

ただ、それと共に

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