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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~老いを感じること

えーと、自分で自分のことを
「中年女性です」
と名乗っているのは、12月に44才になるという、年齢だけではなく、いろんな所に
「老い」
という名をした、悪い顔をした悪魔みたいなアンチクショウが出てきて、ニヤリと不敵な笑みを浮かべているからです。
さて今回は、そんな悪魔の紹介。

1.太るだけで痩せない。
いや…これ、びっくりしたというか、今までがどんな横暴や狼藉を胃腸にはたらきかけても
「しばらく1食抜く・少ししか食べない」
で、増えた体重をプラマイゼロにできたんだ。
不摂生きわまりないと、夫に言われるにせよ。
したら、40才になったら急に、本当にある日突然、そんなちょこざいな手口で脂肪は減ってくれなくなった。
自分でいうのもなんだが、鍛えて女相撲に出たらいい成績をとる体型になってしまった。
肩幅と背中が広いから、自然と二の腕と背筋が人よりあるんですよ。
「上背がある」
の横幅版です。
だがしかし、それでも精神的に余裕のない日々(発達障害の息子2人は難易度高いよ!)
だったので、4年間で55kg→75kgに増えた。
食生活変わってないのになんで?ニンジャナンデ!?
ちなみにこの似顔絵の体型にちかい。
なんか、南国の人の太り方になった。

意外に似てしまった


2.肌質や髪質の変化

自分はまだ白髪にお目にかかったことがない。
これは遅いなあ、と思うが、母親も白髪が目立つのが50代になってからだから、まあ遺伝だと思う。
夫は髪の白い部分が年々増えている。
肌質は、若い頃に何にもせずにいたら、顔にシミや肌色のムラができた。
(くすみってこれ??)
そして何より、ほうれい線がもう、高級ホテルのシーツのたたみじわのようにクッキリある。
むしろ時代劇の大御所、あるいはゴルゴ13だ。

時代劇の大御所のはぐれ刑事


フィギュアならパテで埋めて年齢をごまかせるくらいだ。
時々しか自分の顔を観察しないので、これはシミで、これは○才の時に縫った傷で…と、天体観測のように確認している。
ただ確認しただけで、それが自分なんだし。

3.眼球の老化
40才前後から本が読みづらくなり、フルカラーのイラストが目に負担になるようになった。
これはとうとう…老眼っ!!
と、老眼鏡を作りに眼鏡店に行くと
「目の全体の力が落ちてます。ただ、このような現象は珍しくないです」
珍しくないと言われても、私は初耳なんですが。
店員さんに言わせると、こうである。

これらも全部使い続けば、老化するわけである。

眼球の断面図を出してきてくれて、これらの伸縮により我々はものを見ているため、老化すれば当然、ものを見る力も衰える、ということだ。
ゴムを伸び縮みさせてれば、だんだんとベロベロになるのと同じことだ。
そして私は未だに近視で乱視なわけだが、眼球の衰えとか、ちょっと斬新にすぎる。

体力や筋力については、webにごまんと書いてあるので、私なりに衝撃を受けたことを書いた。
人によって違いはあるから、私の白髪がわからないように、ほうれい線がわからない人もいる、というか、千差万別だ。
さしかし、若い頃の写真を見て想いを馳せたり、メイクやジムで外見を若作り、よりはまず
「自分が老いていき、時間や自分は逆戻りはできない」
を知ってから、何か手を打ち、それに熱意や楽しみを見いだす
方が
「現在までの自分からひねりだせるもの」
があって、極論、生きていて無駄ではなかった、と思えそうだけれど。

と、このような文章を書いていたら実家の母から電話があり、老化の話になり、73才の母曰く
「この年齢になると、からだの一部が、時々そろそろお時間ですよ、と言い始めて。
怖くはないけど、そんなに生きたかしら?って、なんだか妙な気分になるのよね」

身体のサインは、ずいぶんと唐突に出現し、いつ何をするかも言わず、ニヤニヤする、ムカつくやつのようだ。


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