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本の感想

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#SF小説

感想 兎の島 エルビラ・ナバロ不思議な幻想小説の数々、難点は読みにくいこと。

読みにくく、半数くらいの作品が、あまり楽しめなかった。 幻想小説の短編集です。 作者は、…

武藤吐夢
1年前
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2022年9月の読書日記 おすすめ本をPICK UP

読んだ本の数:22 読んだページ数:7772 今月は連休もあり、たくさん本を読めました。 収穫は…

武藤吐夢
1年前
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感想 流浪地球  劉慈欣  三体の作者によるSF短編集。呑食者という話しがめちゃグチ…

三体の作者のSF短編集。2冊同時発売の一つです。 流浪地球 ミクロ紀元/呑食者/呪い5・0…

武藤吐夢
1年前
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感想 三体Ⅲ死神永生 劉 慈欣  歴史の早送りみたいな感じに思えた。とにかくスケー…

あまりにも長くて疲れてしまった。 それでも一気読みだった。 外人が主人公なので、人物がご…

武藤吐夢
1年前
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感想 三体2黒暗森林 上下  劉 慈欣 400年後に三対人がやってくる。人類は何で対抗…

ネタバレ注意!! 一巻に比べると読みやすいが長い。 400年後に、三対人の艦隊がやってくる…

武藤吐夢
1年前
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感想 横浜駅SF 全国版  柞刈湯葉  横浜駅SFの続編。群馬編は最高だが、他は残念な…

横浜駅SFの続編。 短編集。 群馬編以外はさほど面白くなかった。 前作とは違い、読みやすさや…

武藤吐夢
1年前
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感想 横浜駅SF  柞刈湯葉  横浜駅が増殖し侵食していく、駅の破壊を誓う主人公が18切符で乗り込む。

この作品が生まれた経緯が楽しい。 ずっと工事を続けている横浜駅を見てて、作者がツィッターにアイデアを投稿した。 それが、そもそものはじまりだ。 それを小説にして、第1回カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞を受賞した。 それが本作である。 発想は面白い。横浜駅が増殖を続け日本を全部手に入れようとするのだから。こんなの誰も考えなかった。 戦争があり、そこで開発された人工知能がベースらしいが、とにかく説明がアバウトでわかりにくかった。その戦争から200年後ということらしい。

感想 兎の島 エルビラ・ナバロ 不思議な幻想小説の数々、難点は読みにくいこと。

読みにくく、半数くらいの作品が、あまり楽しめなかった。 幻想小説の短編集です。 作者は、…

武藤吐夢
1年前
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感想 無邪気な神々の無慈悲なたわむれ  七尾 与史 子供が大人を集団で虐殺。無垢な…

子供が大切にされる島に隕石が落ちた。 夫婦と子供と犬。そこにジャーナリストの夫婦が加わり…

武藤吐夢
2年前
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感想 残月記 小田雅久仁 本屋大賞は逃したが、僕の心に確実に爪痕を残した奇作です…

祝・第43回 吉川英治文学新人賞受賞! 2022年本屋大賞ノミネート!!! 本屋大賞は残念…

武藤吐夢
2年前
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感想 君と夏が鉄塔の上  賽助  三人の少年少女が、鉄塔の上に生息する着物姿の少年…

ある夏、彼らは鉄塔の上に着物姿の少年を見つけた。 鳥人間のように空を飛びたい少女 幽霊が見…

武藤吐夢
2年前
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感想 10の奇妙な話  ミック・ジャクソン タモリさんの世にも奇妙な物語に似ている…

世にの奇妙な物語に似ている世界観の10の不思議な物語 モチーフは「境界線」だ。 日常と非日常…

武藤吐夢
2年前
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書評 地底旅行 J・ヴェルヌ  中盤から、いきなり面白くなる。この壮大な冒険小説は…

昔の小説なので、導入部分が長い。 中盤、アイスランドに入ったあたりから、だんだん楽しく…

武藤吐夢
2年前
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書評 不確定世界の探偵物語 鏡明   世界に1つのタイムマシーンの存在は歴史を改変する。人間が神になるのは正しいのか?。

SFハードボイルド。すごく面白い。 夢中でむさぼり読んだ。 世界に1つのタイムマシーンがあるという世界。 ブライスという権力者が所有していて、歴史を改変している。 彼の目的は世界を良くすること。 実際、過去を変えることで現在は便利になっているのだが・・・。 プライムに頼るあまり、新しい技術革新がない。つまり、イノベーションのない世界なのだ。 そんな時代に、探偵をやっているのが、この物語の主人公ノーマン・T・ギブソンだ。 おれは私立探偵。だが、常に歴史が変わる──現