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本の感想

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2022年10月の記事一覧

感想 独立記念日  原田マハ  独立する自由になるをモチーフにした短編集。これだけ…

モチーフは「独立」、もしくは「自由」なのだと思う。 10ページ程度の短編小説が無数にある。 …

武藤吐夢
1年前
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感想 スフィアの死天使天久鷹央の事件カルテ  知念 実希人  宇宙人の命令で人を殺…

今まで、このシリーズは短編だったのですが、本書は四作目にして初めての長編です。 本作は事…

武藤吐夢
1年前
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感想 天久鷹央の推理カルテIII  知念 実希人  短編3作品とも優秀。シリーズで一番…

シリーズ3作品目。 今回は、短編が3つ。 もちろん、医療ミステリーです。 今回は少しオカル…

武藤吐夢
1年前
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感想 ホロヴィッツ ホラー アンソニー・ホロヴィッツ ホロヴィッツの描く、ちょっ…

カカサギ殺人事件で有名なアンソニー・ホロヴィッツの描いたホラー短編集です。 展開の早いわ…

武藤吐夢
1年前
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感想 人撃ち稼業  井原 忠政 暗殺者となった猟師の話し、銃の蘊蓄とかが面白い。

腕の良い猟師が、妻がキリシタンである秘密を知られ 暗殺者となっていく様を描いた時代物 テン…

武藤吐夢
1年前
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感想 天久鷹央の推理カルテII  知念 実希人  医者は自分が無力であることを知らな…

天久鷹央の推理カルテシリーズの二作目。 短編集です。 前作から1週間後の話だそうです。 「…

武藤吐夢
1年前
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感想 天久鷹央の推理カルテ  知念実希人  現役医師の書いた医療ミステリー。軽いタッチなのに細部まで良くできていた。

知念さんのファンの中でも人気のこの天久鷹央シリーズ その魅力は見た目は女子高生、でも、頭脳明晰の女医師。天久鷹央の魅力だと思う。 そして、その天久鷹央のことを追い出そうと目論む叔父の存在もいい。 かなり性格が悪いおっさんなのです。 天久は傍若無人で、患者の母親に「お前」とかタメ口を聞く。 そして、見事に子供の病気を治す。 助手役の小鳥とのコンビも素晴らしい。 2人の会話は夫婦漫才のようである。 本作は短編集です。 「池に出たカッパ」「深夜の病棟に出る人魂」「目に見えない

感想 兎の島 エルビラ・ナバロ不思議な幻想小説の数々、難点は読みにくいこと。

読みにくく、半数くらいの作品が、あまり楽しめなかった。 幻想小説の短編集です。 作者は、…

武藤吐夢
1年前
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感想 クリエイティブの授業 10TH ANNIVERSARY GIFT EDITION オースティン・クレオ…

オリジナルなんてないんだと著者は主張する。 じゃ、どうすればいい? 著者は主張する。 盗…

武藤吐夢
1年前
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感想 熱源 川越宗一 【第162回 直木賞受賞作】。アイヌは日本人になりたかったのか?…

二人の主人公の名前がややこしくて混乱した。 樺太で生まれたアイヌ人、ヤヨマネクフ。 ブロニ…

武藤吐夢
1年前
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感想 サピエンス全史下  ユヴァル・ノア・ハラリ人類史を描いた本書の最後のしめく…

上巻で語られている内容の中核は世界は統一に向かっているという話しだった。 貨幣や帝国など…

武藤吐夢
1年前
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感想 サピエンス全史上  ユヴァル・ノア・ハラリ  人類史を新しい切り口で論じた歴…

世界史や人類史についてかかれた本は無数にあるが、本書はこれまでとは違う切り口で語られてい…

武藤吐夢
1年前
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感想 瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった  末原拓馬  劇団おぼんろの舞台…

この長いタイトルと本のジャケにひかれました。 2022年8月18日~再演が発表された人気舞台…

武藤吐夢
1年前
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感想 ロスト・スピーシーズ 下村 敦史  映画みたいでハラハラ・ドキドキで楽しかった。少し、でも、強引のような気もします。

アマゾンの奥地に生息するという謎の植物を探す製薬会社のチーム 個性的な面々 船で目的地に向かおうとしている時に・・・・ 主人公は植物学者です。 謎の植物の採取が目的なのですが・・・ 世界に存在する薬の四分の一は、アマゾンの動植物から抽出された成分が元になっています。それでも、まだ、アマゾンの一%の植物も研究されていません ということは、これからすごい新薬が発見されるのかもしれないということ。 この冒険はすごく意義のあることと思っていたのですが・・・・ 船が破壊され