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感想 ホロヴィッツ ホラー アンソニー・ホロヴィッツ ホロヴィッツの描く、ちょっと不思議なホラー短編集は、アイデアが面白い。


カカサギ殺人事件で有名なアンソニー・ホロヴィッツの描いたホラー短編集です。
展開の早いわかりやすいホラー作品、不思議系でした。
オチの落差がたまらない。


恐怖のバスタブ は、ありがちな展開。中古のバスタブ。不思議なホラー体験。
そのバスタブには秘密が・・・。

殺人カメラは、まんまです。これも中古品。撮影されると死ぬ。
この作品の優れているところは、フィルムが一枚残っていること
そこからラストの想像していた以上のオチが待ち構えています。

スイスイスピーディは、幽霊が乗り移ったパソコンの話し。当たり馬券の予言とかしてくれますが・・・。これもオチがいい。何が怖いって人の欲ですよね。

深夜バスは、パーティの帰り道に乗ったバスは、この世のものではない。死者たちのバス。

ハリエットの恐ろしい夢は、これは夢なのか現実なのか、金持ちの父ば破産し知り合いのレストランをしているおじさんに引き取られるが、そのおじさんは父に大金を・・・。このオチも不気味ですよ。

田舎のゲイリー、これは今いち。

黄色い顔の男、この作品はなかなか面白い。自動写真撮影機で撮影した自分の写真に一枚だけ変な写真が。黄色い顔の不気味な男が。このラストのオチも刺激的。

猿の耳は、猿の手の話しに似ていて、4つの願い事を叶えてくれるという話しなんだけど、この猿は病気で耳が悪くて・・・。

発想が斬新で、ミステリーのようなオチがあり、なかなか楽しいホラー短編集でした。

2022 10 23
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