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感想 クリエイティブの授業 10TH ANNIVERSARY GIFT EDITION オースティン・クレオン 読んでいるだけで何かできるんじゃないかと思えてしまう本。



オリジナルなんてないんだと著者は主張する。

一流のアーティストなら、無から生まれるものなんて何もないと知っている。創作作品には必ずベースがある。100%オリジナルものなんてないんだ。


じゃ、どうすればいい?

著者は主張する。

盗むのさ

盗む価値のあるものを探す、探したら、また、別なものを探す。



ファッションデザイナーの山本耀司さんの言葉が辛辣だ

いいと思ったものをコピーしよう。コピー、コピー、ひたすらコピー、その先に自分が見つかる。


そう言えば、徒弟制度のあった時代。
弟子は師匠の行動全てをモノマネし学んだと言われている。
師匠は決して教えてはくれない。
見て学ぶ。技術を盗む、コピーする。


しかし、モノマネだけではだめだ。


マネを進めて、それを自分の一部にしなきゃならない。

彼らの世界観に、君にしか加えられない何かを加え、自分だけのものに変える


印象に残った言葉が2つあった。

ゴーストバスターズに出ていたハロルド・ライミスの言葉

部屋の中で一番才能のある奴を見つける。それが自分以外なら、そいつの隣に行き、一緒に行動して、手を貸そうとしてみるといい


それがビルマレーだったということらしい。

そして、この言葉には続きがある。

部屋の中で一番才能がある人間が自分だったら、別の部屋を探せばいい。


つまり、常に自分よりも才能のある奴の側にいろということです。
そいつから刺激を貰え

ゴミからはゴミしか作れない

自分以下の才能の奴らの中にいても、何も進歩しないということみたいです。

マーティンゲイフォードの言葉もいい


後ろを振り返りはじめたとたん、前進は止まる。
サメについて、よく言われることは、少なくとも比喩的にはアーティストにも当てはまる。
前進をやめたとたん、待ち受けているのは死だ


これは別にアーティストに限ったことではなく、前進を辞めた時、それは死へのカウントダウンがはじまつた瞬間だと思うのです。



2022 10 13



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