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映画の感想

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映画は週末に見ることが多いです。少し変わった見方をするのでご容赦を・・・。映画館に行くのは年に10回くらい。ネットフリックスをずっと使っていたが、アマゾンプライムをメインに変えま… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

映画 グラスホッパー  とにかくおもしろい。うん、おもしろい。

映画 グラスホッパー  とにかくおもしろい。うん、おもしろい。



 原作は伊坂幸太郎の小説。300枚の小説だから、読むのに6時間はかかるのだが、映画だと2時間。たいていの原作ものは、この時間の壁にぶち当たる。

 この映画は、ショートカットが実に良い。原作との乖離はかなりあるが、中心思想をきちんと表現しているし、おもしろさを封じ込めているところに魅力がある。

 そして、共演者の豪華さだ。

 とくに、鯨役の浅野忠信さんと、蝉役の山田涼介君がよくて、押し屋の

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映画 奈緒子  三浦春馬がめっちゃ若い。駅伝もの。おもしろかった。

映画 奈緒子  三浦春馬がめっちゃ若い。駅伝もの。おもしろかった。



 三浦春馬さんが死んだ。追悼の意味もこめて彼の出演作品を見ることにした。三浦さんと言ったら「君に届け」の風早君が良かったのですが・・・。この作品も悪くない。

とにかく若い。

これは駅伝の話しである。

子供の頃、ある少女を助けようとして少年の父親がおぼれ死んだ。

その少女の後の姿が上野樹里。少年が三浦春馬。死んだ父親の親友が駅伝監督の笑福亭鶴瓶さん。これが鬼監督だ。

過去のトラウマを克

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映画 劇場  ・・・なんか、ようわからんけど涙がとまらんかった。

映画 劇場  ・・・なんか、ようわからんけど涙がとまらんかった。

 さっき見た。なんか、もう涙がとまらんかった。

 原作は又吉直樹さんで、芥川賞を取る前から書き始め、「火花」の後に書き終えたという小説だ。正直に言うと原作が100倍いい。これは本当の話しだ。

 行定監督は大好きだ、「GO」とかすごく良かった。でも、これは何か知らんが良くない。微妙に違う。

 主人公の永田は、小説では又吉さんそのものだし、もっと関西帝国ぽいのだ。この人の演技は東京のしゃれた感じ

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映画 のぼる小寺さん  これはいい映画、ぜひ、劇場で見てください。

映画 のぼる小寺さん  これはいい映画、ぜひ、劇場で見てください。



小寺さんは、青春をボルダリングに打ち込んでいる女の子だ。彼女の夢はクライマー。進路希望にも書いている。

彼女と同じ部活の四条君の台詞が好きだ。

のぼってる小寺さんを見ていると、僕ものぼらないとと思うんだ。

彼女の必死な姿を見て周囲の人間まで感化される。やる気になる。何か心の底から勇気もらえる話でした。

彼はストーカーの近藤。楽そうという理由で卓球をしている。いっつも小寺さんを見てた。で

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映画 しゃべれどもしゃべれども

映画 しゃべれどもしゃべれども



 原作が素晴らしい。映画化となると、どこを削るかとなる。元は、もう一人生徒がいた。良君が消えている。仕方ない。けど、残念だ。

 コミュ障などの問題のある人たちが、落語家の三つ葉の落語教室に。

 この物語は、生徒である3人と先生である三つ葉の成長の物語だ。

 湯河原は誰がやるのか。私の興味の的はここにあった。ヤクザキャラで、元野球選手で無口な解説者。

 松重さんが好演している。本当は、も

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映画 世界から猫が消えたなら

映画 世界から猫が消えたなら



 これも断然、原作よりも映画の方が上だ。宮崎あおいが画面上に出てくると世界が変わって見えるので不思議だ。

 原作では、猫が時代劇風の言葉をしゃべったりするが、そういうシーンはない。猫との出会い。母の思い出などが強調されていた。

 主人公は余命1日である。難病にかかっている。そこに悪魔がやってきて提案する。寿命1日と引き換えに、この世界から1つ何かを消すという、よくありがちな悪魔取引がなされ

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