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ドラゴンのエッセイ

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2024年6月の記事一覧

これが書かずにいられるかファイナル 情けない俺

 このエッセイを書いたら、またしばらく小説に専念します。みなさんもそのつもりでお付き合いください。

 先日、どうにも情けないことがあった。
 俺は、SNS上での友人は少なくない。ただしみんな忙しく働いている大人の方々なので、メッセージを送っても数日既読がつかなかったり返信がなかったりということが結構ある。
 事件のあったある日も、誰もメッセージにリアクションしてくれない日々が数日続いていた。先日

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これが書かずにいられるかシリーズ② 車いすの話

 ずっとイライラを溜め込んでいた理由がこれである。少々長くなるがお付き合いいただきたい。

車いすができるまで 俺はこの度、車いすを新しく作ることになった。高校の卒業式に間に合うように作り変えて以来だから、7年ぶりになる。この車いすの装飾をどうするかで、モヤモヤが生まれた。ではまずそもそも車いすを作る流れを説明しよう。

 車いすは俺たちの移動に不可欠なものだが、決して安くない。俺が新しく作ろうと

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【ドラゴンのエッセイ】これが書かずにいられるか!①

まえがき 小説が書き上がるまではエッセイを書かないつもりだった。小説に集中しようと思っていた。
 しかし気づいた。エッセイはストレス発散でもあったのだと。だからこれからも不定期にエッセイを更新することを決めた。

本題 本日フジテレビでドラマ「謎解きはディナーのあとで」第7話が放送された。原作小説やドラマのファンの方なら「ウーケーるー」の回と言えば分かるだろう。しかしこの再放送で、黙っていられない

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小説の話

 今回は久しぶりに小説の話をします。ネガティブな話と、ポジティブな話です。

「スポットライト」について 今年の春(だったよね?)に張り切って連載をスタートさせた小説「スポットライト」。長らく更新しておりませんでしたが、誠に勝手ながらあの小説は現在公開している部分までで打ち切りということにさせてください。もちろん納得いかない方はいると思うので、理由をご説明します。

 あらすじをざっくり説明します

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【ドラゴンのエッセイ】褒められたい願望

 勝手に願望シリーズの第2弾である。今回のテーマは「褒められたい」だ。
 幼稚なわがままと思われるかもしれない。そして俺自身、そういう側面があることは否定しない。それでもこうして不特定多数に「褒められたい」と発信するのには意味がある。俺は子どもの頃から、母以外に褒められた記憶がないのだ。

 例えば学生時代、俺は定規をうまく扱えなかった。正確な直線も引けないし、ましてや作図なんて不可能に近かった。

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【ドラゴンのエッセイ】恋愛願望

 今日の記事は後半に行くにつれて内容がディープになっていきます。あらかじめご了承ください。

 俺だって男だから、いつかは女性と付き合いたいという願望がある。まあ、今世では無理かもと半分諦めてはいるが、夢は捨てていない。
 しかし、自分の恋愛願望としっかり向き合ってみると、おそらく普通の恋愛観と俺のとは違う気がする。そこで今回は、久しぶりに俺の恋愛観を書いてみる。

 まず前提から「おいおい」と言

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【ある障がい者の経験談】親友Nさんと、歌

 俺の記事は、エッセイがたくさん読まれている。特に閲覧数が多いのはやはり、親友Nさんのことを書いた記事だ。あるフォロワーさんにはっきりと言われたので書いてしまうと「施設のスタッフだった人が利用者だった人と友だちになるなんて」ということらしい。非難しているわけではなく、純粋に興味があるのだとか。そして俺も、そういう方もいるだろうなぁと理解はできる。
 というわけで今回は、Nさんについて語っていこうと

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【ある障がい者の経験談】八方塞がり完結編

 突然だが、俺の身長は162か3センチである。体重は47〜49キロを行ったり来たり。俺には適正体重というのはよく分からないが、一般的に見ればおそらく太ってはいないはずだ。むしろ痩せている部類に入ると、母などは言う。
 しかし俺は定期的に、ダイエットしたい衝動に駆られる。体型で悩む全ての方から殺害予告が来そうだが、真剣に悩んでいる。
 そう。今回の八方塞がりはずばり「体重」についてだ。

 幼少期か

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【ある障がい者の経験談】八方塞がり

 冒頭から言い訳がましくなって申し訳ないが、俺だって働きたくないわけではない。就労支援施設に円滑に通うための努力は、日々している。
 その最たる例がお手洗いだ。「差別と悪意」に登場した施設Bを覚えているだろうか? Nさんと出会った場所である。そこで俺はある男性スタッフからこんなことを言われた。
「スタッフの手を借りずにトイレができるようになってくれたらいいのに」。
 当時施設Bには男性スタッフは1

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【ある障がい者の経験談】最近のフラれた話

 これを書くのには勇気が必要だった。端的に言うと好意を寄せていた女の子にフラれてしまったのだ。それを認識したのはつい最近である。

 彼女との出会いは4年ほど前だった。Xで友人を作ろうと何人かにアプローチをかけたところ、快く相互フォローしてくれた人の1人だった。
 好意を持ち始めたきっかけは、正直よく覚えていない。しかし彼女がとても優しかったことははっきりと覚えている。俺が「自分は障がい者だ」と告

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