これが書かずにいられるかファイナル 情けない俺

 このエッセイを書いたら、またしばらく小説に専念します。みなさんもそのつもりでお付き合いください。

 先日、どうにも情けないことがあった。
 俺は、SNS上での友人は少なくない。ただしみんな忙しく働いている大人の方々なので、メッセージを送っても数日既読がつかなかったり返信がなかったりということが結構ある。
 事件のあったある日も、誰もメッセージにリアクションしてくれない日々が数日続いていた。先日アップした「スポークカバー事件」もあり、俺は誰かと話したくて仕方がなかった。そこで「学生さんなら」と思い至り夕方にメッセージを送った。「みんな忙しくてメッセージに既読がつかない上にプライベートでもショックなことがあってさ。誰かとお話したいんだよね」と。きた返信がこちら。
「そういう時は、かまってーって言うんだ!」
 このメッセージを送ってくれたのは中学生の女の子である。俺は悲しくなってしまった。
 その子がくれたアドバイスは至極真っ当なものだ。しかし25歳の男が10も下の女の子に「そういう時は、かまってーって言うんだ!」なんて言わせてしまったのだ。俺はそのメッセージで我に返った。これでは俺は小学生以下ではないか。そんなふうに考えて、俺は1人で落ち込んでしまったというわけである。
 間違いなく女の子は悪くないし、感謝もしている。この記事を読んでいる大人のみなさん、誰かに「かまってー」と言いたくなる瞬間はありますか? 俺がまだまだ子どもなのでしょうか?

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