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音楽話

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投稿のメインです。自分の好きな音楽を勝手気ままに取り上げ、紹介していきます。
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#POPS

(音楽話)91: Swing Out Sister “You on My Mind” (2013?)

(音楽話)91: Swing Out Sister “You on My Mind” (2013?)

【毒と薬】

Swing Out Sister “You on My Mind” (2013?)日本でも非常にファンの多いグループ、Swing Out Sister。80−90年代のCMやドラマ、そこかしこで流れてましたよね。ヴォーカルCorinne Dreweryの低くて深くて温かい歌声と、ポップでノスタルジックで美しいメロディ・サウンドで数々のヒット曲を生み出しました。

当初はもっとシティポ

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(音楽話)73: 五輪真弓 “空”

(音楽話)73: 五輪真弓 “空”

【雄大】

五輪真弓 “空” (1986?)

私の父は、LPやカセットをほぼ持っていなかった人間でした(母も持ってなかった)。そのため音楽が家の中で溢れていたわけではなく、幼少期の私が家の中で音楽に触れる場面は、両親の鼻唄で聴く流行歌、軍歌たちか、TVで時々やっていた懐メロ特番くらいなものでした。

しかし父が持っていた数少ない音楽ありました。五輪真弓のアルバム「恋人よ」のカセットテープ。198

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(音楽話)70: Sparks “What the Hell Is It This Time?” (2017)

(音楽話)70: Sparks “What the Hell Is It This Time?” (2017)

【変態】

Sparks “What the Hell Is It This Time?” (2017)

遂にこの時が来ました。そうです、Sparksの紹介です。

ご存知ない方、この機会に是非その深淵に触れてください。但し!言っておきますがホドホドに。あの変態バンドTalking Heads同様、過剰摂取はその後の音楽生活に確実に支障を来たすのであしからず…ヒッヒッヒッ

1968年、米国ロサ

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(音楽話)57: k.d. lang “Barefoot” (1991)

(音楽話)57: k.d. lang “Barefoot” (1991)

【裸足】

k.d. lang “Barefoot” (1991)

ご存知でしょうか、k.d. lang。1961年カナダ・エドモントン生まれ。幼少期からシンガーに憧れ、最初はカントリー畑のシンガーとして世に出てきました。カナダはもとより米国でも売れ、さらに92年には路線変更したアダルトなシングル”Constant Craving”とアルバム「Ingénue」が大ヒットしました。その後もコンスタ

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(音楽話)50: The Weeknd “Save Your Tears” (2021)

(音楽話)50: The Weeknd “Save Your Tears” (2021)

【ショータイム】

The Weeknd “Save Your Tears” (2021)

日本時間の来週2/8月曜朝、米国で第55回スーパーボウルが開催されます。アメフトのチャンピオン決定戦であり、米国人の多くが熱狂するスポーツ・イベント。今年はタンパベイ・バッカニアーズとカンザスシティ・チーフスの対決です。
私、意外にもアメフトも時々観るのですがここでは詳細は省きます、触れたいのはそこじゃな

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(音楽話)48: ハイ・ファイ・セット “雨のステイション” (1977)

(音楽話)48: ハイ・ファイ・セット “雨のステイション” (1977)

【過去】

ハイ・ファイ・セット “雨のステイション” (1977)

いわゆるコーラス・グループは現代、あまりお見かけしなくなりました。近年支持されているのは、日本ならゴスペラーズやLittle Glee Monster、海外ではPentatonix、AHMIRあたりでしょうか。日本では一時期「ハモネプ」ブームでやたらアカペラが流行ったこともありましたが、気づけばグループとしてコーラスを特徴にし

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(音楽話)45: Bee Gees “Too Much Heaven” (1979)

(音楽話)45: Bee Gees “Too Much Heaven” (1979)

【愛】

Bee Gees “Too Much Heaven” (1979)

てっきり英国だと思ってましたが、デビューはオーストラリア。グレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶマン島(イギリス領)の生まれで、幼少期に親の仕事の都合でオーストラリアに移住、現地のラジオ番組で「Bee Gees」と名付けられた彼ら。Barry Gibbが一番上の兄でファルセット・ヴォイス(長髪ブロンド髭モジャ。

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(音楽話)33: Billy Joel “Got To Begin Again” (1971)

(音楽話)33: Billy Joel “Got To Begin Again” (1971)

【諦念】

Billy Joel “Got To Begin Again” (1971)

Billy Joel。説明不要。日本でも大変人気の高いSSWですし、来日公演も何度かありました。私も1991年、東京ドーム公演を観に行きました(後日TVでも放映されました)。ライヴでは確か”さくら、さくら”を”My Life”の前に演奏してましたっけ。彼はソロ・デビューまで苦労があって(バンドに参加→売れず

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(音楽話)19: Daryl Hall and John Oates “Possession Obsession” (1984)

(音楽話)19: Daryl Hall and John Oates “Possession Obsession” (1984)

【憎愛?深愛?】

Daryl Hall and John Oates “Possession Obsession” (1984)

Daryl Hall and John Oates。多くの方がご存知でしょう。

彼らの楽曲の多くは本人たちーDarylもしくはJohnによるものですが、実は二人の共作はほぼないといいます。彼らにとって楽曲制作の重要なパートナーが、SaraとJannaのAllen姉

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