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音楽話

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投稿のメインです。自分の好きな音楽を勝手気ままに取り上げ、紹介していきます。
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2021年1月の記事一覧

(音楽話)47: Aaron Neville feat. Bonnie Raitt and Gregg Allman “Tell It Like It Is” (?)

(音楽話)47: Aaron Neville feat. Bonnie Raitt and Gregg Allman “Tell It Like It Is” (?)

【魔法】

Aaron Neville feat. Bonnie Raitt and Gregg Allman “Tell It Like It Is” (?)

私には、生きているあいだにちゃんと歌いたいデュエット曲があります。”Don’t Know Much”ーーーLinda RonstadtとAaron Nevilleによる1989年の大ヒット曲です。特に、Aaronの歌声を聴いて感動しない

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(音楽話)46: David Gilmour & Mica Paris “I Put a Spell on You” (1992?)

(音楽話)46: David Gilmour & Mica Paris “I Put a Spell on You” (1992?)

【呪文】

David Gilmour & Mica Paris “I Put a Spell on You” (1992?)

たまにはブルースを。”I Put a Spell on You”は聴いたことある方、多いと思います。オリジナルはScreamin’ Jay Hawkins(超変人)が1956年に発表した、ワルツ的リズムで禍々しい雰囲気の変な曲でした。その後様々なカヴァーが生まれ、いつし

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(音楽話)45: Bee Gees “Too Much Heaven” (1979)

(音楽話)45: Bee Gees “Too Much Heaven” (1979)

【愛】

Bee Gees “Too Much Heaven” (1979)

てっきり英国だと思ってましたが、デビューはオーストラリア。グレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶマン島(イギリス領)の生まれで、幼少期に親の仕事の都合でオーストラリアに移住、現地のラジオ番組で「Bee Gees」と名付けられた彼ら。Barry Gibbが一番上の兄でファルセット・ヴォイス(長髪ブロンド髭モジャ。

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(音楽話)44: ちあきなおみ "かもめの街" (1988)

(音楽話)44: ちあきなおみ "かもめの街" (1988)

【孤独】

ちあきなおみ “かもめの街” (1988)

シンガーの最高峰のひとりはちあきなおみだと思ってます。

いつ、なぜ好きになったのか覚えていません…あ、もしかするとキッカケは「喝采」をモノマネしたコロッケだったかもしれません笑 とにかく、幼少期には私は既に彼女(とジュリー)の虜になってました。

圧倒的な声の力と表現力。しかも声に乗せた情感だけでなく、その仕草や表情、立ち姿、指先、毛先、

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(音楽話)43: David Bowie “Five Years” (1972)

(音楽話)43: David Bowie “Five Years” (1972)

【5年】

David Bowie “Five Years” (1972)

宇宙に彷徨い、異星人になり、クソッタレのロックンロール・スターになり、忌まわしいアメリカ人になり、ドイツに籠り、「あれは宇宙を彷徨ったんじゃなくてただのジャンキー」と嘯き、メインストリームに躍り出て、わけのわからないパンク・バンドに身を投じ、過去に別れを告げたと思ったらまた過去に立ち返り、愛は失われたと嘆き、そして「いか

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(音楽話)42: Tasmin Archer “Sleeping Satellite” (1992)

(音楽話)42: Tasmin Archer “Sleeping Satellite” (1992)

【自問】

Tasmin Archer “Sleeping Satellite” (1992)

フジテレビ系列で水曜深夜に放送していた「BEAT UK」という英国チャートランキング番組がありました(1990-2004)。貴重な洋楽情報を仕入れることのできる希少なメディアとして、毎週ビデオテープ(3倍速)に録って観ていたものです。
この番組で「マッドチェスター」たちーHappy Mondays、T

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(音楽話)41: U2, Bruce Springsteen and Patti Smith “Because The Night” (2009)

(音楽話)41: U2, Bruce Springsteen and Patti Smith “Because The Night” (2009)

【謳歌】

U2, Bruce Springsteen and Patti Smith “Because The Night” (2009)

2009年「Rock & Roll Hall of Fame / ロックの殿堂 25周年記念ライヴ」でのワンシーンから。米国ニューヨークのMadison Square Gardenで開催された豪華ライヴ(10/29・30開催)の大トリを務めたU2が、Bru

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(音楽話)40: BABYMETAL “PA PA YA!!” (2019)

(音楽話)40: BABYMETAL “PA PA YA!!” (2019)

【世界】

BABYMETAL “PA PA YA!!” (2019)

とっくに紹介してると思ってたBABYMETAL。2020年末についに紅白出演したことで再注目されているようですが、その盛り上がりに少し違和感を感じています…一過性の話題だけで終わってしまう気がするからです。

「さくら学院」というアイドルグループがありました。そこは『成長期限定』を謳っていて、中学卒業=学院卒業というルールが

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(音楽話)39: 霧島昇 “旅の夜風” (1938)

(音楽話)39: 霧島昇 “旅の夜風” (1938)

【偏見】

霧島昇 “旅の夜風” (1938)

令和三年(2021)、最初に取り上げる日本のシンガーは、私が定期的に無性に聴きたくなる昭和歌謡の中から、霧島昇にしました。
大正3年(1914)福島県の生まれ。当初はボクサーを目指していた彼ですが挫折、流行歌を歌う歌手を目指し東洋音楽学校(今の東京音大)に入学します。昭和12年(1937)に”赤城しぐれ”でデビュー。そして翌年映画「愛染かつら」の主

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(音楽話)38: Michael Jackson “Another Part of Me” (1987)

(音楽話)38: Michael Jackson “Another Part of Me” (1987)

【君は僕】

Michael Jackson “Another Part of Me” (1987)

Michael Jacksonについて今更説明することはしません。が、この曲を聴いて東京ディズニーランドの「キャプテンEO」を思い出した方、きっと私の同志です笑

お茶の間に洋楽がまだかなり入り込んでいた80年代、Michaelは圧倒的な認知度と人気を誇っていました。一挙手一投足がニュースになっ

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(音楽話)37: Carmen McRae “Everything Must Change” (1982)

(音楽話)37: Carmen McRae “Everything Must Change” (1982)

【不変な普遍】

Carmen McRae “Everything Must Change” (1982)

2021年も始まり、ここでのジャズ初めをどれにしようかと悩みました。どうせならゴージャスに、でもしっとり、ムーディで穏やかな音と声が聴きたい。というわけで私の大好きなジャズ・シンガーのひとり・Carmen McRae、しかもライヴ、しかも日本での伝説的な野外フェスでの映像を。

Carme

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(音楽話)36: Prince "Holly Rock" (2019)

(音楽話)36: Prince "Holly Rock" (2019)

【聖】

Prince “Holly Rock” (1985>2019)

Princeは私にとって永遠の憧れです。誰よりも早い段階で彼はひとりでミクスチャー・サウンドを鳴らし、多様性溢れる音楽観は自由そのもの。「Princeのラップはダサい」と90年代は嘲笑されたこともありますが、そんなのお構いなく我が道を行きました。まさに天上天下唯我独尊ーまたこの言葉が似合うこと。

これはファンク・ビートに

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(音楽話)35: Aretha Franklin “Respect” (1967)

(音楽話)35: Aretha Franklin “Respect” (1967)

【新年】

Aretha Franklin “Respect” (1967)

明けましておめでとうございます
皆様にとって今年が 素晴らしい年になりますように

そして この曲のように
お互いがお互いに敬意を表する世界が訪れることを
切に願います

令和三年 一月

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あなたの望み 私が叶えてあげる
あなたの必要なもの 私が持ってるの知ってる?
私が求めてるのは…

ちょっと

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