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マッシュの思考

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2022年6月の記事一覧

渇いた汗が形骸化する前に。

昨夜、だらだらと朝方まで起きていた。朝焼けを久しぶりに見たら、雲の影が鮮やかで暑さを忘れた。

昼前に嫌な夢を見て目覚めた。でも嫌な夢のせいでまだ眠かったからまた寝た。昼過ぎに起きて、それでもまだ怠けていたから結局起床したのは夕方だった。

布団の中で物凄い量の汗をかいたから今日はもう風呂に入って外に出るのはやめようと思った。でも寝巻きを脱いで、下着も着替えたらまだ外に出る元気がある気がしてきた。

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体の輪郭なんて外気の熱で溶かしてしまえばいい。

今日は早く起きようと思っていたのに結局起床したのは昼過ぎだった。それから皿を洗って、着替えを済ませた。

最近履いていなかった白いズボンを久しぶりに履いてみた。白いから視界に入ると気になったけれど、気持ちが上がるからたまには良いと思った。

外に出て自転車を漕ぐ。蒸し暑くて、体と世界との境目が曖昧になっていくような感覚がした。

別に体なんて形を保っていなくてもいいはずだ。感覚が滲み出て柔らかくな

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台風の原因なのに無邪気な目にもなれる彼女は。

今日は早起きした。寝不足だったけれど、行く時に眠れるから別に良かった。

午前中の予定を済ませて、午後は旅に出た。どこに行ったって知らない土地なんだから遠くても行ける。

圧倒的なものを見て、感想なんて書けなかった。準備してきた言葉は全て消えて、想像していた遥か上の結果だった。

初めて気になったときからずっと夢中だった自分を褒めてやりたい。興味を失わないでくれてありがとうと言いたい。

とにかく

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宇宙も生活に取り込んでしまえれば、5秒後に生活へ戻る必要なんてない。

今日は昼ごろ起きようと思っていたけれど嫌な夢を見て早く目覚めた。子どもの頃よく通っていた道を夜に歩いていた。夜の間だけ涼やかな夏の日だった。

激しい暴力性が鮮明に見えて飛び起きた。

そしてまた寝た。

昼過ぎまでだらだらして、夕方になる前には食事と着替えを済ませた。そして外出。

今日も音楽を浴びていた。降ってくる音はちゃんと届いた。

私は嘘で覆われた時代に育ったみたいだ。でも、時間がかかっ

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未熟だから守れない些細な日々を、持っているのに気付けない脈打つ優しさで補強して。

人間の思考が変化するのは当たり前だという考え方が当たり前になってくれたら良いのに。

変わっていくのは当たり前という前提で、変わった先が間違っていたという考察もいらない。だって絶対に間違っていなかったから。

自分の中で影響を受けたり大切に思ったりしている人を頭ごなしに批判されるとやっぱり許せない。

あの頃覚えた違和感は間違ったなかった、とでも言いたげな言葉は遠い人間の心を刺すことを知らない。私

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翌日湧く無知や迷妄に振り回されるのは嫌だ。

何も知らないし知ろうとしない馬鹿に汚して欲しくない。

毎週、生きがいのような楽しみになっている時間を無くされたら堪らないからな。

毎日聞くでもなく、過去の一瞬をまだ引っ張り出してくるのはどうしてだろう。人の順調が気に入らないから、滞りは粘度を高めて固まらせたいと思っちゃうのかな。可哀想だな。

もうやめたいと思わせるようなことを呟くから囁きが止まなくなる。

もっと細部のことなんて考えずに、遠

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ただ、少し先延ばしになったから、まだ好きでい続ければ良いだけだ。

今日は午前中に起きて、朝ごはんを食べて、好きな服を着て外出した。

昼過ぎに時計の電池を交換してもらった。親切な人だったから良い気持ちで1日を始められた。

待ち時間に買い物へ行って、高くなったバナナや安売りの肉などを買い込んだ。前来た時に、肉のパックは店にあるビニール袋には入りそうにないと思ったからしっかり持参したのに、今日試みたら入った。ぴったりのサイズ感だった。

時間が動き出した時計を受け

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憧憬を身に纏うと明日は消えるから。

今朝は微かに目覚めてまた寝た。次に起きた時は昼過ぎだった。

食事をして、天気予報を確認して、映画を観た。他人の部屋を覗くふたりの話だった。見られていることに気付かずにただ見続けて、どんどん悲惨になっていった。最後は殺すよりもっと残酷な復讐に思えた。

それから好きな作家の思考を読んで、また次の映画を流した。

この間、腕時計の針が動いていないことに気付いたことを思い出した。他人が見れば腕時計なの

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火をつけて、吹き消して、風を切る。

今日は何時に起きたか覚えていないけどたぶん昼ごろだ。

少しだけ食事をして、着替えた。

そして水曜日は新しい曲がたくさん出るから、新譜を数曲聞いた。配信が浸透してきて、摘み聞きにも慣れてしまった。悪いところだけではないけれど、音楽を消費してしまうのは嫌だ。

音楽は風だと思う。なくても生きていけるなんてよく聞くけれど、それは植物にとって風みたいだと思った。

空気があるから風が生まれるように、音

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