マッシュ

文章の力を信じています。 音楽も好きです。 映画も好きです。 読書も好きです。 とにか…

マッシュ

文章の力を信じています。 音楽も好きです。 映画も好きです。 読書も好きです。 とにかく読んでください。 この言葉を、嫌なこと、悔しいことを乗り越えるために踏みつけてください。 読んでくれた人全員の土台になりたい。

マガジン

最近の記事

それは比喩でもなく本当に死ぬほど楽しかったのだ。

昨日は約束の時間の前に古本屋に寄った。予定より遅くなったけれど、友人との予定も遅くなったからゆっくり見る時間があった。 初めて行くところで、品揃えがすこぶる良かった。喉から手が出るほど欲しい好きなミュージシャンの本はなかったけれど、読みたかった漫画家の本を見つけたから買った。 少し早く着いたから歩いていたら今度行くライブのポスターを見つけて死ぬほど嬉しくなった。それは比喩でもなく本当に死ぬほど嬉しかったのだ。全てを捧げてもいいと思うくらい楽しみなんだ。 買った数冊の漫画

    • 待っている報せはいつも来ない。

      それとは別に楽しみな報せもあって、それはいい報せだった。またそれとは別の楽しみな報せもあって、昼間はそれも待っていた。 ずっとラジオを聴いている。扇風機も切れた暑い部屋で、立ち上がってボタンを押す気にもなれないからだらっとしていた。 待っている報せは、ああまた駄目かともう諦めている。あと数分のラジオが終わったら起床しようと思っている。 今夜は友人と会う。自分でも驚くくらい楽しみにしていて昨夜はあまり眠れなかった。 何にこんな浮き足立っているのか、もう分からない。暑さだ

      • きみとずっとふざけあっていたい、という相手でいたい。

        自室の壁に好きな映画のフライヤーを貼ってあるのだけれど、最近よく落ちる。セロハンテープを輪っかにして貼り付けているから、暑さで溶けるのだろうか。 貼り直すたびに少しずつずれていくんだろう。同じ場所に貼っているつもりで、歪みやずれが蓄積していくんだろう。 皮膚みたいだ。時代みたいだ。日々生まれ変わって更新されていくけれど、日毎の変化は小さすぎて意識しない。気づいた時にはもう別人、もう近未来で、あの頃なんて嘘みたいに感じられる。 昨日寝る前にラジオを流して寝た。目が覚めたら

        • ラジオや文章で笑えるくらいがきっとちょうど真ん中。

          昼前には起きて、音楽とラジオで昼が過ぎた。昼過ぎに入れた予定のために着替えてパソコンを繋ぐ。 画面の向こうの人と話をする。目が合わないし自分の表情や動きが気になるあの感じ、久しぶりだった。 いいと思うって付ければ変わってると言ってもいいわけじゃないと思う。変わってるとか不思議だとかそういう言葉は魅力を感じていない時に使われる気がしてならない。変わってる向きが好みの場合は、そんなことわざわざ言わないだろう。 最後に付け足した、いい、という言葉に全てを背負わせて期待させるの

        それは比喩でもなく本当に死ぬほど楽しかったのだ。

        マガジン

        • マッシュ日記
          1,060本
        • マッシュの思考
          245本

        記事

          もう終わりかもな、なんて思ってばかりだ。

          自分は最後の2択をいつも外す。それが今に繋がっているとしたらこれまで全て間違えてきたんじゃないかなんて思う。 今日もその指摘をされて、別に自分がもう一度やり直せば終わることなんだけど、ああまたかと思った。じゃあこれも駄目だろうな。まだまだ入り口の入り口なのに人と話すとなればやっぱり緊張して、予定を立てるのを渋ってしまう。 もうここまでくれば拒絶されることを望んでいるのかもしれない。組織に弾かれ、他人に拒まれ、孤独を気取りたいのかもしれない。そんなことしていると本当にひとり

          もう終わりかもな、なんて思ってばかりだ。

          今はそれだけでいい、他のことがどうでも良くなるくらい。

          昨夜レコードを買った。行こうかと思っていたライブと、買うか悩んでいたCDを我慢してレコードを買ったんだ。もしくは数本分のお酒か、遊びを一度断る分の価値をその一枚に賭けた。まだ予約だけど届くのが楽しみだ。 レコードなんてあまり買わない。一度しか買ったことがない。つまり今回が二度目で、今部屋にある3枚も4回くらいしか聞いていない。最後のは都合良く合わせただけだけど本当にその程度の距離感でしかない。 届くのは秋口だ。まだ暑いかもしれない。秋の始まりから冬の終わりまでたくさん聞き

          今はそれだけでいい、他のことがどうでも良くなるくらい。

          声の下、漏れなく朧げになってしまう。

          昨日ちらつかせた通り、会員登録を済ませて申し込みまで済ませてやった。 それが昨日のことで、それからずっとラジオを聞いて、文章を読んでいる。こうも飽きないものかと思うけれど、飽きる怖さも同時に感じていて、それに追いつかれないように没頭で逃げているだけだ。 自分もそんな風に誰かを夢中にさせてみたい。 趣味のなだらかな変化にしたがって、この部屋も色や形を変えていくだろうか。 昨日は友人からの誘いが数件あった。嬉しかったけれど、どうして重なるのか不思議だった。全てを受け入れ、

          声の下、漏れなく朧げになってしまう。

          この部屋に住んでる人と仲良くなりたいと思った。

          昼前に目が覚めた。起きて、食事をしたら昼が過ぎた。 それから片付けをする。用があって棚をずらす必要があった。棚に入っていた本を取り出しては並べ、部屋の反対側へ移動させた。こんなところ引っ越してきたぶりに見るよ、と思いながら日に焼けていない部分のカーペットを見た。 掃除機をかけて、取れないところは拭いて、すっかり部屋の比重が変わっていた。軽くなったであろう広い部分に座って、なんとなくレコードを回してみた。カーペットに直置きで聞き慣れないアルバムを流す。 違う部屋みたいな光

          この部屋に住んでる人と仲良くなりたいと思った。

          どちらに転んでも自分は何も変わらないのが寂しい。

          朝起きて、着替えて、少しご飯を食べて部屋を出る。駐輪場の近くにあった巣から鳥がいなくなっていた。その近くの小さな建物の上で、まだ小ぶりな鳥たちが群れていた。 自転車を漕ぐ。犬も人もみんな暑そうだった。 本屋に寄って涼みながら雑誌を見ていた。音楽雑誌コーナーがアイドルたちに侵食されている。このまま派手で煌びやかなものだけが残る世界は寂しすぎる。 昼前に用事を済ませて、帰りに図書館に行った。気になっていた小説があったから読んだ。恋人の友人が、彼の恋人に振られるところまで読ん

          どちらに転んでも自分は何も変わらないのが寂しい。

          ノイズでも掻き消されないような粗い生活を送りたい。

          昨夜はあまり眠れなくて、それでも今朝は早起きだった。思うことを書き連ねていたら思うこともよく分からなくなって寝ていた。起きて、支度を済ませて家を出た。 乗り物を乗り継いで帰宅する。 散々渋っていたことが、いざ動き出せばすぐに解決した。 遠慮して距離を置いていた人に思い切って連絡してみたらすぐに予定を空けてくれた。 委ねることは案外大切で、自分にはどうしようもないことも、相談すればどうにかなることがある。分かっているのにできないなんてできるのにやってないのと同じだ。もっ

          ノイズでも掻き消されないような粗い生活を送りたい。

          風に吹かれて遠くへ、もっと遠くへ。

          朝早めに起きて着替えて部屋を出た。ご飯を食べに連れていってもらった。 昨日と同じような日だったけれど、こんな日がずっと続けばいいと思うような日だった。この数週間、こんな日だけで終わればいいと思うような日だった。 それも明日には終わる。現実か幻かどちらか分からない日々に飛ばされる。飛ばされると言っても自分で選んである生活が流れる。 全ての輝きを羨んで、全てこの手の中みたいな顔をしていたい。やりたいことをひとつも漏れなくやりたい。今以外全部捨て去る儚さで生きていたい。

          風に吹かれて遠くへ、もっと遠くへ。

          濡れたシャツがすぐ乾くくらいの。

          昼前に起きた。それからすぐ着替えて出かけた。 ご飯を食べに連れていってもらい、人に会って、物を渡し合った。 気持ちが動いてそれが表に出たり、誤魔化して機嫌を取り戻したりした。いつだってご機嫌なほうが馬鹿みたいでいい。 雨が降っていた。雨が降り続く日も曖昧だと思った。

          濡れたシャツがすぐ乾くくらいの。

          そんな感じの曖昧な日だった。

          朝方、目が覚めて眠れなかったから音楽を聞いていた。それから本を数ページ読んで、アルバムを数枚聞き終えるころまた寝ていた。 昼ごろ起きてご飯を食べて、あとはだらっとしていた。 雨が降っている。もう止んだかもしれない。そんな感じの曖昧な日だった。

          そんな感じの曖昧な日だった。

          断片を想像力で接続していく。

          昼前に起きて、パンを食べながら動画を見ていた。絵の解説をしていた。 価値のことや、無意味なもののことを話していた。自分がぼんやり考えることをずっと前から考え続けて、それを仕事や作品にしてしまう人がいた。 これまであまり好きじゃなかったけれど気になるようになった。その人が作り出すものではなく、その人の感覚が気になるようになったんだ。芸術至上主義の逆だ。でも両方好きじゃないと追い続けられないな。 昼が過ぎて、そろそろ支度をする時間だ。急ぐ必要もないけれど、今日は隣の駅から電

          断片を想像力で接続していく。

          飽きもしない退屈を持て余して。

          早めに起きた。曲のイントロでばちっと目覚めた。それから習慣をこなして、食事を済ませ、着替えて出掛けた。 髪を切りに行った。出してくれた雑誌の特集が良かった。後半に載っていたイギリスカルチャーの話も面白かった。部屋にフライヤーを貼ってあるほどお気に入りの映画の話も出てきた。もっと読めた。それ以上深いと分からなくなるだろうというところまで噛み砕いてやさしく書いてくれていた。そういう話に出てくる固有名詞をもっと具体的にイメージできるようになれたら楽しいだろうな。 好きな髪型と面

          飽きもしない退屈を持て余して。

          いろんなことがまだまだ足りない。

          昼に起きた。パンを食べて着替えてギターを弾いていたら夕方になった。 街を歩いて図書館で本を読んでいた。日本美術の画集は墨の匂いがした。新品だったからかもしれない。 大きな窓には日除けが掛かって、景色が滲んで見える。淡くくすんだ空に飛び回るトンボと、揺れる葉が涼しげだった。 灰色がかって見える空も不思議と青が強い。雨が降る前に帰った。音楽を聴きながら風に吹かれていた。それだけの日だった。 好きなバンドの新譜の聞き取れない言葉を考えたり、もう聞き慣れたアルバムの過激な歌詞

          いろんなことがまだまだ足りない。