待っている報せはいつも来ない。

それとは別に楽しみな報せもあって、それはいい報せだった。またそれとは別の楽しみな報せもあって、昼間はそれも待っていた。

ずっとラジオを聴いている。扇風機も切れた暑い部屋で、立ち上がってボタンを押す気にもなれないからだらっとしていた。

待っている報せは、ああまた駄目かともう諦めている。あと数分のラジオが終わったら起床しようと思っている。

今夜は友人と会う。自分でも驚くくらい楽しみにしていて昨夜はあまり眠れなかった。

何にこんな浮き足立っているのか、もう分からない。暑さだけが現実であとは全て溶かされたような午前だ。

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