マガジンのカバー画像

マッシュの思考

261
運営しているクリエイター

記事一覧

汚したくないし、怪我したくないし。

自分の作った何かを公開しているのはこの日記だけだ。垂れ流しているだけで創作物ではないから、これも違うといえば違うけれど、とにかく自分から生まれた何かを放っているのはこの日記だけだ。

大した何かを作れるわけじゃないけれど、小さくてもできた欠片のようなものは全て閉鎖されたところに詰め込んでしまっている。もっとたくさん作ればいいし、それを公開してみればいい。嫌になったら辞めればいいだけのことなのにどう

もっとみる

外見と中身、自分と他人、創作と欺瞞、などのこと。

寝たり起きたりを短時間で繰り返して、朝になるまでに演劇の映像をもうひとつ見た。音楽劇だった。字幕があったから言っていることが分かったけれど、当時劇場で見ていた人は内容を理解できたんだろうか。何十年も前の映像でも迫力は伝わってきたし、それでいいのかもしれない。

朝起きて、カーテンを開けるとき、昨日の雨を思い出した。強い風が吹いて大きい雨粒が斜めに落ちていた。窓を閉めていたけれど音で分かるくらい激し

もっとみる

開けてもいない匂いを想像して植え付ける。

昨日はほとんど眠っていた。夜中に目が覚めて、それから朝まで起きていたのか少しは寝たのか記憶がない。

気付けば朝だった。朧げな意識の中、ずっとやりたいとぼんやり考えていたことができそうな気がしてきた。方法なんてアイデア次第でどうとでもなるんだ。まるで演劇のように工夫すれば、内容を届ける術はきっとある。

朝方、ずっと見たかった演劇の映像を見つけたから見た。自分で自分を飾って作り上げてみたい。誰もが

もっとみる

それならそれでいいさ、明日には跳ねた髪もきっと普通。

手応えがない。世界のことを少しも掴めたことがない。誰かのことも、誰かとの関係も、少しただって掴めたことがない気がしている。せいぜい伸ばした指がわずかに触れる程度だ。

それに、空気がずれているような感じがある。そしてそれを相手も感じているような気がしている。

下線部の意図を正しく答えられない、的外れの解答ばかりだった子供の頃を思い出す。もう何年も経つのに全く成長していないみたいだ。暗記で誤魔化し

もっとみる

信じなければ嘘になる気がしたのに。

知ってしまったら知らないには戻れない。知っている人が古いのだとしたら、古い人が増えていくだけだ。でも生き物は、生き絶え、繁殖するから入れ替わっていく。それなら古い人が増え続けるのはわずかな期間で、長い目で見れば新しい人が増えていくんだろう。

感情が動くから、と空に吐いて、感情そのものが動いて変わっていくのか、その感情のところに行くもしくはその感情がやってくるのか、どっちなんだろうと思った。口に出

もっとみる

なんとなくずっとこのまま続くと思ってたんだった。

不意に思い出し、頭から離れない歌詞があって、ただの一度だけしか聞いてなかったその曲の朧げなタイトルを思い出していた。アルバムを思い出してからはすぐだった。

その曲のライブ映像を見た。歌詞は聞き取れないけれどなんとなく引き込まれてぼんやり眺めていた。

歌詞を調べていると、彼は、今の自分と同じ状況に対してのどうしょうもない気持ちを知っている人だと知った。

影響を受けるには遅すぎて、でも気づかない

もっとみる

どうしてこんなことを書いているのか、そんな気持ちでもないのに。

言葉で求めた以上のことは優しさに含まれるのだろうか。相手を思っての行動が全てやさしさなら、やさしさってなんだろう。嬉しいものでもありがたいものでもないときは確かにあって、その矛盾はいつまで遡れば解決されるのだろう。

いつまで遡れば、というのはこのところよく考える。今と違う感覚で生きるにはどこまで辿って、いつの時点で思い直すきっかけに出会えるだろうとか、今捨てたいものをどこまで戻れば全て拾わずに受

もっとみる

本能的にもっと入り込めたら。

夜中に起きていると、食べすぎてしまう。絶対こんなに必要ないのに数時間おきにお腹が空くなんておかしい。でもそう思いながらも食事をして、眠くなったら寝るんだ。

でもラジオ感覚で流していた動画が面白くて眠れなかった。世の中が良くなるというのはどういうことなんだろうか。個人の幸せをいうなら、戦争も温暖化も見ないふりができるのかもしれないと思った。気づかないふりをしていたら、緩やかに人間は滅んでいくのかも

もっとみる

秋が来れば、かつての憂鬱に変わっているのだろう。

昨夜は何も上手くいかなかった。昨日の前半は快調だったからそのままいい終わりを迎えられると信じていたのに、想像できる最悪の状況になった。

ただ自分が落ち込むだけの結末だった。

予定が潰れただけなんだけど、突然だったから気分が落ちた。こんなことになるなら約束の時間の前に見つけて買うのを我慢したCDを買えば良かった。そう思ったときには閉店の時間が迫っていて、引き返して買うには間に合いそうになかった。

もっとみる

活気的時代に馳せる、映画的という感覚。

昨夜早く寝過ぎて今朝はまだ暗いうちに目覚めた。寝ぼけていたのに眠れなくて、アニメをみた。そんな気がする。覚えていない。何かを読んだ気もするし、音楽を聞いた気もする。全てしたような、全て夢のような、本当のところは確かめようがない。

朝になって、部屋が熱されていく。耐えきれず窓を開けて、久しぶりに空気を吸うような気持ちになった。そんな経験ないのに伝わればそれでいい、という表現は面白いから好きだ。

もっとみる

まさかでも問い晒されていく。

ぼけっと音楽やラジオを聴いたり、動画を見たりしているけれど、言葉は無意識のうちに耳から侵入してくるもので、それが脳に到達して新しい回路を作っていく。その全てが意識の届かないところで行われているから、ある日生まれた疑問は突然に思える。

思い返せば思い出せるくらいのことだ。ある歌詞や、ある一節、ある一言が頭の中でぐるぐると渦を巻いている。何かの拍子に絡まって意識するともう止まらない。

あれとこれを

もっとみる

遠くても近い、というのは確かにあって、それは絵の中だけじゃない。

起きたら夕方だった。昼に寝たのだから当たり前だ。むしろ早く目が覚めたくらいの感覚であるべきだろう。

夜中は何をしていただろう。なんだかずっと食べていたような記憶がある。たいして動いてもいないのに食べ過ぎだと思いながら成長期のような食事をしていた。それからエッセイのようなものを読んで、あとはあまり覚えていない。

目が覚めて夕方、窓を開けたら涼しかった。涼しい風が部屋に流れ込むことと、外の風と扇風

もっとみる

それこそが遊びのふりした祈りなのかもしれない。

凄くいい話を聞いて、衝動は大切にできるし、してもいいんだと思った。自分が信じている価値観を同じように支持する人がどこかにいるのだと知ることは案外大きな力になる。

そういえば、この間もらったコメントがとても嬉しかった。どの言葉がとか、美しい言い回しとかそんなのじゃなくて、気持ちが伝わってきて良かった。それも同じようなことで、なんとなく忘れられずにいる。

夜はラジオを聞いていたら明けた。暑くて眠れ

もっとみる

嬉しい夢みたいな、でもそれはいつか終わると分かっているような。

そんな夜だった。とにかく良い時間を過ごした。楽しいものだから調子に乗って迷惑をかけたかもしれない。帰ってあの時の言葉がどうだとか、あの時の態度がどうだとか後悔する癖が鬱陶しい。

いつぶりだろうと思うような朝帰りをして、カーテンを閉め、服を脱ぎかけのまま寝ていた。気持ち悪さで何回か意識が戻ってきて、このまま目が覚めないこともあるのかななんてうっすら考えたけれど、構わず寝た。

夕方に起きて、恥を思

もっとみる