それは比喩でもなく本当に死ぬほど楽しかったのだ。

昨日は約束の時間の前に古本屋に寄った。予定より遅くなったけれど、友人との予定も遅くなったからゆっくり見る時間があった。

初めて行くところで、品揃えがすこぶる良かった。喉から手が出るほど欲しい好きなミュージシャンの本はなかったけれど、読みたかった漫画家の本を見つけたから買った。

少し早く着いたから歩いていたら今度行くライブのポスターを見つけて死ぬほど嬉しくなった。それは比喩でもなく本当に死ぬほど嬉しかったのだ。全てを捧げてもいいと思うくらい楽しみなんだ。

買った数冊の漫画で少し重くなった鞄を肩に掛けて友人と落ち合い、歩く。店に入り、食べ、飲む。

すっかり夜になってコンビニで買って飲み足した。なんだか凄くいい時間だった。

帰り道、電車で窓に背をもたれて立っていた。隣で眠りこけるおじさんの鞄が膝に当たっていたけれどそんなことどうでもいいと思えるくらいに優しい気持ちだった。

自分の人生は何も進んでいないけれど、何か進めてやりたい、楽しませてやりたいと思うような日だった。

今日は昼過ぎに起きてラジオと音楽を聴いて、昨日買った漫画を読んで、食事をしたら夕方になった。

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