パリ留学39日目
10月10日。
今日は2週目のダンスのアトリエの授業です。
と、ここで事件発生!!
先週、ダンスのアトリエで走り回ったり床をドンドンする動きをしたりしていたのですが、それで一度下の階の人に埃が舞うと注意を受けていました。
ずっと昔からあるアトリエの部屋ですが、最近学校が全面改装工事を行なったおかげでこのような事件が発生してしまったそう。
そこから今日になって話が進み、一旦アトリエの部屋が使えなくなってしまいました。それがわかったのが昨日の夜で先生はとても焦っていました。
実際にボザールという学校は美術学校ですので、ダンスや動き回れることができる部屋は実質そのアトリエだけでした。
なので、他の床が綺麗なスペースを代わりに探さないといけないのですが、それを見つけるのがとても大変。
先生はなんとかツテを使って劇場のリハーサル室だったり、別のキャンパスに当たってみようと思うといっていたのですが、どれくらいの期間使えないかわからないので、みんな心配しています。
とりあえず、アトリエと同じ建物にガラスの中庭と呼ばれる大きい広場があるので、そこでまず計画されていたヨガのクラスをすることに。
とにかく広いからクラスは無事にできたけど、床が汚い、、、
普通に土足でいろんな人が歩き回るところだったので、みんな少し嫌そう。
でもとりあえず午前中はこれで終えました。
そして、午後は予定していた場所が使えないということで先生の知り合いの展示を見に行くことに。
展示はモントレイユにある広い、スペースでの展示でした。
この展示は身体の骨をテーマにしており、パーツに分解されている骨の彫刻を使っていろんな手法で”人間の動き”を見せていました。
足の骨と骨をロープで繋ぎ、関節の伸縮を表したりしていました。
また、石膏以外の素材を使って骨の形を再現したり。
他にも映像を用いたり、実際にこの骨を創作するワークショップを開催したりいろんな表現手法を用いてこの展覧会は実施されていました。
人間の身体のパーツパーツを分けて、それをまた人間の身体によって生成するというプロセス自体を展示しているように私は感じてとても面白かったです。
特に暗室に展示されていた映像インスタレーションはとても興味深く、液体の状態の石膏を風船の中に入れ、それを持ち上げたり身体に触れたりするパフォーマンスの映像でした。場所も、砂浜?のようなところで川の中でパフォーマンスしてたり、砂の上に寝そべってその風船と接触していたりしていました。別の映像ではその風船が身体の形に沿って固まっているものをまたパフォーマーが接触していてとても面白かったです。
明日もまたダンスのクラスですが、明日は振付家のゲストがいらっしゃる日です。さて開催場所はどうするのでしょうか、、、
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