むるめ辞典
■貢士
[読]こうし
貢の士
[例文]
体育会系のしきたりだとか、年功序列の政治的世界に浸った人達と一緒にいるのがいやさで入ったつもりのアパレル業界なのに、大企業で、そんな連中とそっくりなのが出世したりしている。
これまで個人で顧客を作っていく高単価のメーカーから転職してきた私にとって、驚くほど無駄にしか思えないことに、みんなが気を配っている。
とうとう年貢の納めどきがきた気がした。これまで年貢についてなにも知らずにこれた私には、仕事を覚えるより先に、覚えなければいけないことが山ほどあった。
その山は大して高くはないけれど、思っていたよりも険しくて厳しかった。貢士されてきた私は途中で降りるわけにもいかず、次第に体力は減り心は削られていった。
サポートしていただいたお金で、書斎を手に入れます。それからネコを飼って、コタツを用意するつもりです。蜜柑も食べます。