相席のシンクロニシティ
大きな企業や貸しオフィスには、ちょっとした打ち合わせや雑談ができる「お茶スペース」がある。偶然の交流から新しいアイデアを生み出す仕組みとも言われる。研究者が集まる学会にも、立ち話ができるテーブルがよく置いてある。ほどほどに数が少なく、相席が基本なのがポイントだ。
科学研究はアイデア勝負の世界。それを共有することで大きく進歩する。誰か一人がすべてを解決することはないし、全てをロジックで積み上げるには、既に科学は複雑すぎると思われる。「集合知」の世界だと、私も最近ますます感じる