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むじゅん日記

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むじゅんが、日々のちょっとしたときめきを綴ります
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#読書

【2024年01月25日】『ゼロ・ウェイスト・ホーム ごみを出さないシンプルな暮らし』

【2024年01月25日】『ゼロ・ウェイスト・ホーム ごみを出さないシンプルな暮らし』

今読んでいる本
『ゼロ・ウェイスト・ホーム ゴミを出さないシンプルな暮らし』
ベア・ジョンソン著,服部雄一郎訳
2016年 アノニマ・スタジオ

著者の、数えきれないほどの実験と失敗、そこから生まれた工夫が、たっぷり盛り込まれた一冊。
わたしはこの本の中の方法を全て取り入れられるわけではないし、著者自身、ゴミを完全にゼロにすることは不可能だったかもしれない。
けれど、まずはなんでもやってみる、失敗

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【2024年01月21日】旅をしながら。

【2024年01月21日】旅をしながら。

今日の旅のおとも。
行きの電車で。
出発から読みはじめ、到着する頃読みおわって、いい塩梅。

むじゅん

【2024年01月08日】『薔薇密室』皆川博子

【2024年01月08日】『薔薇密室』皆川博子

皆川博子『薔薇密室』

敬愛する小磯カカカさんが気に入りの本として挙げられており、どうしても読んでみたくなって、図書館の閉架書庫から引っ張り出してもらった。

厚さを怖がって、とりあえず少しでも挑戦してみようと頁を開いたら…
気づけば、「小序」から「Ⅰ」を一気に読み通していた。

なんて美しく、なんて醜い物語なんだろう。
完璧だ。隙がない。

少しだけ読んで手を止めてしまうかもしれないという心配は

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岡本かの子『過去世』

岡本かの子『過去世』

『文豪たちが書いた耽美小説短編集』(彩図社文芸部編纂,2015,彩図社)収録、岡本かの子の『過去世』を読了。

「古墳の中の空気をゼリーで凝らして身につけているようだった。」

「だんだんと募る夕闇の中に銀の食器と主客の装身具が、星座の星のように煌めいた。」

はっと息を飲むように美しく、巧みで、非現実的なのにありありと想像できてしまう著者の比喩表現には目を見張った。

岡本かの子の作品を読むのは

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空の辞典

空の辞典

『空の辞典』
小河俊哉
2014 雷鳥社

久しぶりの講義を受けて疲れたわたしは、大学内にあるブックストアに立ち入った。

決して広くはない大学生協の本屋の一角に、この本はあった。

見覚えのある空色の表紙。

わたしは、思いもよらない出合いに感激した。

なぜなら、ずっと手元におきたいと思っていた本のひとつだったからだ。

雷鳥社さんは、わたしが密かに応援している出版社。

その本が大学内の本屋

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