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【イベントあり】麦わら屋が映画になりました

麦わら屋で働き始めて、1年半が過ぎました。

はじめの頃は、ここで流れる時間がとてもゆっくりに感じていたのに、今ではあっという間に過ぎる毎日を過ごしています。
まだうまく言葉にできないけど、自分の感覚が確実に変わっていることを痛感します。

最近は生活介護のメンバーで桜を見に行くなど、春を満喫していました

そう、麦わら屋で起きていることは、はっきりと言葉にしにくいのです。
このnoteを書いている時も、「ぴったりな言葉が見つからないなあ」とか、「言葉の枠組みに無理やり押し込めてしまっていないかなあ」と悩むことが多々あります。

麦わら屋のドキュメンタリー映画「うたうかなた」

実はこのたび、麦わら屋が映画になりました。群馬県教育文化事業団が手掛ける「AIRアートプロジェクト2023」の一環で、ドキュメンタリー映像作
家の松井至さんが長期にわたって麦わら屋を撮影し、作品にしています。

タイトルは「うたうかなた」。

映画「うたうかなた」より 

パンフレットには、こう書かれています。

四六時中、歌う人。突然、飛び跳ねる人。芸術的な寝相で横たわる人。話し言葉が全てキャッチコピーな人。スーパーのチラシで見た鰻重を粘土で作る人。ひたすら蝋燭の絵を描く人、雨を止めようとする人…。永遠に続く夏休みのような時間が流れている。ここには管理がない。言語で意思疎通できないからと優劣をつけられることがない。身体から発するものを善悪で分けるジャッジメントがない。あるのは、誰もが「存在することですでに喋っている」という認識だけだ。

言葉では表現しきれない、麦わら屋での出来事や大切にされているものが、「うたうかなた」では克明に映し出されています。

映画「うたうかなた」より 

群馬県立近代美術館にて上映。トークショーも!

そして、なんと今なら、群馬県立近代美術館にて無料で「うたうかなた」をご覧いただくことができます!

会期は2024年4月23日(火)~5月6日(月・振休)、毎日3回上映されています(①10:00~、②13:00~、③15:00~)。上映時間は77分。詳しくは「AIRアートプロジェクト2023成果発表展 アーティストのまなざし」のホームページにてご確認ください。

そしてそして、4月28日(日)には、トークショーも開かれます!
午前の回では、松井さんと麦わら屋の小野代表が対談。
午後の回では松井さん、麦わら屋の運営にも関わられている跡見学園女子大学文学部教授・茂木一司さん、横浜市の「生活介護事業所カプカプ」前所長で演劇ライターの鈴木励滋さん、そして(おそれ多くも)私がトークします。

申し込みは不要、先着100名様ですので、ぜひご参加ください!
詳しくは上記ホームページにてご確認ください(トークイベントのある日は、映画の上映時間が変わりますので、ご注意ください)。

◆「うたうかなた」トークイベント
4月28日(日)①11:25~12:30(10:00~上映終了後)
        ②14:25~16:30(13:00~上映終了後)
[申込み不要・2F講堂・先着100名]
出演者/①松井至、小野介也(麦わら屋理事長)
    ②松井至、茂木一司(跡見学園女子大学文学部教授)
     鈴木励滋(演劇ライター、前「生活介護事業所カプカプ所長」)
     原菜月(麦わら屋職員、ライター)

(文:広報スタッフ/ライター 原菜月)


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