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フリー台本(オリジナルSS)

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オリジナルSSまとめ。 フリー台本としてお使い頂けます。 5〜10分ほどで読めます。
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#恋愛小説

あいつの隣【オリジナルSS】

あいつの隣

仕事帰り、独り寂しく牛丼チェーンで腹を満たしているところに連絡を寄越したのは、幼馴染の陽介だ。LINEによると、知らない間に彼女が出来たらしい。その彼女を連れて久しぶりに家で飲まないかという誘いが来ていた。陽介はクラスの中心人物、とまではいかないが明るくて人当たりの良い奴で、いつもヘラヘラとその場を誤魔化すクセがある俺にとって眩しい存在だった。社会人になった今でも仲が良いのはこいつく

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No.n【オリジナルSS】

No.n

またしばらく連絡が取れなくなった。何度もしつこく電話することも出来ず、ただ未読のまま放ったらかしにされた自分のメッセージを見返す。最後にあったのは先々週の土曜日、会うときは決まって彼はひどく酔っていて、お酒と煙草と知らない香水を混ぜた匂いを纏わせている。きっと私の部屋は終電後の宿泊先としてちょうどいいんだろう。私のことどう思ってるの?なんて聞けず、ただちょっとでも彼の心の中を占める割合

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不適切 sideM【オムニバスSS】

不適切 sideM

「今日夕飯いらないから。」

ネクタイを締めながら夫が言う。目を合わさないこういうときは、大体後ろめたいことがあるときだ。

「飲み会?」

「そう。久しぶりに同僚とね。遅くなるかも知れないから先寝てて。」

結婚して3年。至って順調、なんの問題もない私たちだけど、全ては明かしあっていない。夫には夫の、私には私の秘密がある。「飲んで遅くなる」は、私にとっては朗報。夫がマンショ

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罪と罰【オリジナルSS】

罪と罰

日付が変わる少し前、妙にさっぱりした顔で彼は帰ってきた。

「ただいま〜。あ、起きてた?」

「もう寝るところだったけど…今日は早かったんだね。」

「さすがに毎週部長になんか付き合ってらんないよ。」

彼は緩めたネクタイを外し、冷蔵庫から炭酸水を取り出す。いつもならすぐにシャワーに入ってしまうのに、今日は早く帰ってきたから?私も寝るのをやめて、もう少し起きていることにした。

「酔って

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