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スキーリゾート「ニセコ」のリアルを現地からニセコ3冬目のリゾバイターから語る


特にここ数日ニセコが一気にニュースに取り上げられて
注目を集めています。

そんな内容に対して
ニセコの現地にいて、情報発信をしている自分から
ニセコのリアルについて書きます。

Twitterにてニセコの情報発信アカウントを運営しています。
大手メディアからの出演や取材依頼等ぜひお待ちしております。
(Abema TV出演。現在他のニュースメディアの取材中)

この時Abema TVで取材を受けた時は
シーズン初めだったので
この時話した内容と今シーズン実際に過ごしてみての経験は
結構な差があります。



ルイヴィトンのポップアップストア


記事で紹介されている通り
ニセコ花園スキー場のリフト横にモノグラムのロゴをあしらった遊牧民の住居「ユルト」が設置されています。
(ちなみにこのユルトはルイヴィトンを目立たせるための建物なだけであって、中には入れません。ポップアップのストア自体は、パークハイアットの内部にあります。)

正直ルイヴィトンが出来たくらいでは個人的には驚いていません。
なぜならニセコに別荘や不動産を持っている外国人たちは
日本人が想像できないくらいのお金持ちだったりするからです。

記事の後半で1億弱の不動産が即完と書かれてますが
その通りで、ニセコには物件価格が1億以上のコンドミニアムのオーナーや
戸建てだと数億円以上の価値がする物件を持っているオーナーが
数百人、下手したら1000人以上います。

海外に億超えの不動産を持ってるとなると
年収で言うと控えめに言って数千万円
それか数億下手したら数十億円と稼いでる人はいると思います。

その人たちからしたらルイヴィトンは日常的なものでしょう。

現にニセコのスキー場を滑っていると
ルイヴィトンやセリーヌのスキー用のゴーグルをしている人を
本当に普通に見かけます。
それも若いアジア人女性です。

この前は自分が働いてるレンタルショップに
20代半ばか後半の中国人グループがやってきて
当然のように新品のジャケットとヘルメットとゴーグルを
値段も見ずに買っていきました。
ちなみにスノボは初めてか2回目と言ってました。

これがニセコです。
自分が働いてるところは小さなショップですがそれでもこれです。
レンタル、小売、最大手のリズムジャパンで働いてる人からしたら
こんなのは日常茶飯事だと思います。

そう言う人たちのことを考えたら
ルイヴィトンのポップアップが出来たくらいで
個人的には驚きません。


それにルイヴィトンのポップアップストアだけでなく
今シーズンからモンクレーのショップも登場しました。

黄色いジャケットを着ているのは自分


ルイヴィトンの装飾がされたゴンドラ


ニセコひらふ中心地の十字路の真横の建物2階にあります




「ニセコ飛行場」新設の可能性

 ルイ・ヴィトンの店舗登場と同時期には、Space Aviationが、新千歳空港~ニセコ間を、最短36分で移動可能となるチャーターフライトの手配を開始している。  6人乗りの中型機での日帰り往復で72万円+駐機代3万円だという。渋滞知らずのヘリコプターでスキー場にアクセスできる、ヘリタクシーの提供が始まったのだ。なお、同社は2023年10月、前澤ファンド代表の前澤友作氏から10億円の資金調達を実施している。

この先、ニセコにヘリポートが再開されたり、新設されたりすることで、将来的には、フランスのクーシュベルのようにプライベートジェットも離発着できるような「ニセコ飛行場」ができるかもしれない。  富裕層にとって時間はおカネより大切であったりする。ニセコにダイレクトアクセスしたい、新千歳から最短で移動したいといったニーズはありそうだ。

これについてもつい最近この記事を見て驚きました。

”安すぎる" "早すぎる" この2点に衝撃を受けました。

普通にニセコに来ようと思ったら
新千歳→タクシー→ニセコ(2〜3時間)
新千歳→バス→ニセコ(2時間半から3時間)
新千歳→電車→倶知安→バスorタクシーorホテルの送迎→ニセコ(3時間)

と言った感じです。
普通のタクシーで来る分には値段は確か3,4万円です。
ですが渋滞の問題や、タクシー運転手との言語の壁があります。

それを考えた時に
6人まで乗れて72万円 5人まで乗れて39万円
どう考えても安すぎます。
それに早すぎます。

3時間かかると言うことは
新千歳空港に朝着いたとしても
ニセコにつくのは早くても昼過ぎ

新千歳空港に昼過ぎに着いたとしたら
ニセコにつくのは早くても夕方ごろです

それを考えるとわずか36,42分で渋滞知らずで来れるのは恐ろしすぎます。
セレブ御用達になるのは間違いないと思います。

ニセコ飛行場もポテンシャルとしてはもちろん二重丸ですが
ニセコはシーズンに降雪が14m以上あって
降る日は1晩で20,30cm降ります。

そう考えると、プライベートジェットが離着陸できるような
飛行場は建設が難しいのでは?と思ったりします



清掃バイトは時給2000円超え

パークハイアットやリッツ、ヒルトンといった外資系ブランドホテルや飲食店などには、外国人スタッフも多く、会話は基本英語だ。

これの書き方には、個人的には面白いなと思いました。笑

外国人スタッフ多く? 
これの書き方に違和感しかありません。
むしろ外国人スタッフしかいない。
日本人スタッフがかろうじて何人か各部署にいる
そういったレベルが
ニセコの外資系ホテルの実態です。

自分の知り合いの人はニセコの高級ホテルのフロントで働いていますが
チームが10人ちょいいる中で日本人は1人だけだそうです。

加速するインバウンド需要と人手不足を背景に、ニセコの時給も高騰している。ニセコで最大規模を誇るホテルやコンドミニアムの管理会社であるHTMでは、スキーシーズンの清掃やベットメーキングのアルバイトを、1850円から2050円で募集しており、都内の平均的な水準(1300-1500円)よりも高い。

これは間違いありません。
今年からニセコの物価と共に、ニセコリゾバの時給バブルも起きています。

実際に自分が本業として働いている
外資系レンタルショップの時給は1600円
兼業している日系の飲食店の時給は1800円です。

都内でこの金額のバイトは見つけられないと思います。
自分の友人たちも時給1700円や時給1900円のところで働いています。

時給2000円を超えてくる求人も今年から出てきました。
来年からはもっと出てくるでしょう。
ただの飲食店のバイトが時給2000円超えのバイト?
日本ではニセコか熊本の工場地帯以外
他にはないと思います。



不動産は一瞬で売り切れ

上述した外資系高級ホテルコンドミニアムなどへの海外富裕層による不動産投資も沸騰している。  実際、香港やシンガポール、米国の投資家から直接筆者のスマホにも電話があったりする。開口一番、「(ニセコの)パークハイアットかリッツの購入を検討しているが、出物がない。最近の売買動向とバリュエーションに関する見解を教えて欲しい」「(分譲中の)ニューワールドやMUWAへの投資判断はどうみているか」といったせっかちで、極めて具体的でストレートな内容だ。  参考までに、香港のPCCWグループが手掛け2020年に開業した「パークハイアット ニセコHANAZONO」はホテル棟とレジデンス棟からなり、レジデンス棟の分譲戸数は113室。所有者は、オーナー専用のロッカーやプライベートラウンジなども利用できる。  当初、約1億8000万円で販売された約72平米の半露天風呂付の部屋は、東京都心部にある最高級マンションと遜色ない価格帯だ。メゾネットタイプでは10億円以上、ゲレンデに面した部屋では14億円を超える超高額物件も完売している。  それからコロナ禍を経て4年。富裕層限定のため滅多に売却物件が「表」に出てくることはないものの、為替の関係もあり、当初販売価格の倍以上の高値で売買されているものもあるといいい、出物があれば瞬間蒸発が続いているという。  日本国内においてここまでのキャピタルゲインが狙える場所はほとんどないはずだ。

パークハイアットやリッツカールトンだから億超え
そう言うわけではありません。
ニセコひらふの中心地ならマンションタイプ?の
コンドミニアム1室で億は全然ありますし
戸建てなら数億するのがニセコの不動産です。

最近は数億どころか20億円のヴィラを建設していると聞いたこともあります。そしてこれからまだまだ高級ホテルがニセコに建設予定です。


まだ世界トップ20圏外

ここで書かれているように
世界のスキーリゾートと比べたら
ニセコは不動産はまだまだ安いようですし
リフト券もまだまだ安いです。

スキー場として見るのではなく
世界的なスキーリゾートとして見るなら
ニセコはまだまだ伸び代しかありません。




ブランド化は加速する

 世界の富裕層の需要に応える形で、こうした世界最高級のスキー場は、規模が拡大され、ゴンドラやリフトなどの設備が整備されてきた。さらに、スパなどが充実した5つ星ホテルが誘致されミシュラン店が集まり、高級ブランド店が軒を連ねることで、更に新たなる富裕層を惹きつけるという好循環が生まれている。  冒頭のルイ・ヴィトンやヘリタクシー、外資系ブランドホテルが象徴するように、ニセコもまさに唯一の日本代表として世界最高級スキーリゾートの仲間入りを果たそうとしているのだ。  ニセコでは、パウダースノーのおかげで、国内外の富裕層顧客がスキーヤー・スノーボーダーとして集まり楽しむことで、良質なホテルコンドミニアムなどが供給され、ブランド化が進み、資産価値の上昇により、更なる開発投資が行われる、という、投資が投資を呼ぶ好循環が続いている。  2027年には、高速道路が開通しニセコにICが出来る予定であり、2030年には、北海道新幹線の新駅がニセコに出来ることも決まっており、札幌や東京からのアクセスの大幅な改善が見込まれている。国内無双「ニセコ」のブランド化はこの先も加速しそうだ。

最後に書かれている通り
ニセコの今の開発は2030年の倶知安新幹線開通に向けて行われています。

ニセコのバブルはそのうち弾けると言ってる人いますが
ニセコはまだまだこれからです。




ここまで読んでいただき
本当にありがとうございます。
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ニセコ生活が多忙でなかなか文章書く時間が取れていませんが
あと1ヶ月もしたらシーズンも終盤に差し掛かってくるので
ニセコに関する記事をバンバン書く予定です。
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取材や出演依頼ぜひお待ちしております。

自分は単にニセコリゾバをしているだけではなく
ニセコ自体が好きでニセコについて情報を集めまくっているので
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