なぞらないひらがな指導?
こんにちは。雪かきしすぎて腰が痛いMr.チキンです。
さて、今日は平仮名の指導法について話をします。
皆さんは平仮名をどのように教えていますか?
字の形をイメージで捉えるのが上手な子がいます。
今回の指導法はそれを活かす指導となります。
なぞる指導
一般的に、平仮名はなぞり書きから始めます。この指導方法の良さというのは、筆順が分かったり、字形を実際に指を動かしながら覚えることができたりします。ただ、なぞることはできるのに、一旦プリントから離れると、字形が崩れる・形がカクカクになる・とめやはらいなどの細かいポイントを掴むのが難しいなど、あれれ?さっきはできていたのにな?ということが少なくありません。
なぞらない指導とは
筑波大学附属小学校へUD教育学会の全国大会を見に行ったことがあります。
桂聖先生という先生の話の中で、先程の困り感をもつ子の指導法について聞きました。
この話を聞いた時に、私が長年使ってきたなぞり書きだけの平仮名指導に、新たなバリエーションができたと感じました。すぐに書店でなぞらずにうまくなる子どものひらがな練習帳を購入したのですが、中身はこのような感じです。
平仮名の書き方ひとつひとつに、ストーリーがつけられています。「の」の場合、「雪の中をスノーボードで滑る」というストーリーになっています。子どもたちは「ぴょん」や「ジャンプ」などの言葉を喋りながら視覚的に平仮名のイメージを補完していきます。特に「さんかくおやま」の言葉は子どもたちがお気に入りのもので、劇的に字形が変わりました。
これを見て直しておいで
私はこのひらがな練習帳を書画カメラでテレビに投影しながら
平仮名の指導をします。
ある程度このひらがな練習帳の使い方が分かってきたら、
このひらがな練習帳を学級文庫として置いておくことにしています。
そして、日記の時に字形が気になる子がいたら、
「この字、練習帳ではどう書いてある?探してみて、もう一回書いてみて。もっと良くなる気がするな。」
と伝えます。すると、スススッと机に戻り、一所懸命に調べて戻ってきます。自分で調べてより良くするというプロセスが子どもたちの満足度を高めるようです。
以前は太い黄色のプロッキーでなぞり書きの線を書いて、「もう一回やっておいで。」としていたのですが、子どもたちはこれを「間違えてるからやり直し。」というメッセージに捉えていたようです。これは子どもたちもやりたい!とはなりませんよね。
まとめ
今回は平仮名の指導法について話をしました。
大事なのは新しい指導法を取り入れると子どもたちの反応も変わるということです。
色々な指導法とふれあい、子どもに合った方法をコーディネートできる教員になりたいものです。
では、またね~!
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