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定型発達症候群

こんにちは。特別支援学級で12年間教員をしています。
Mr.チキンです。
今日は定型発達症候群という言葉をお伝えしたいと思います。

定型発達って何?

障害の有無というのは連続体なので、はっきりとした境界線は無いのですが、
一般的に障害の無い人のことを”定型発達”と呼ぶことがあります。
定まった型通りの発達をするということでしょうか。

この”定型発達”について、アメリカの自閉症協会が、”定型発達症候群(ニューロティピカル)”という文章を発して、一時期話題となりました。

定型発達症候群(ニューロティピカル)

・ニューロティピカルは全面的な発達をし、おそらく出生した頃から存在する。
非常に奇妙な方法で世界を見ます。時として自分の都合によって真実をゆがめて嘘をつきます
社会的地位と認知のために生涯争ったり、自分の欲のために他者を罠にかけたりします。
・テレビやコマーシャルなどを称賛し、流行を模倣します。
・特徴的なコミュニケーションスタイルを持ち、はっきり伝え合うより暗黙の了解でモノを言う傾向がある。しかし、それはしばしば伝達不良に終わります。
・ニューロティピカル症候群は社会的懸念へののめり込み、妄想や強迫観念に特徴付けられる、神経性生物学上の障害です。
・自閉症スペクトラムを持つ人と比較して、非常に高い発生率を持ち、悲劇的にも1万人に対して9624人と言われます。

いわゆる”非定型発達”の方から見た、”定型発達”の特徴です。
大多数の人々(マジョリティ)に対する、皮肉的な分析です。
多様性SDGsを目標に掲げる世界の中で、この言葉の掲げる意味をみんなで考える必要があるかもしれません。
では、またね~!

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