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✓満願/米澤穂信

▽あらすじ
「もういいんです」
人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。
鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する。
恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、
美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、
ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる「万灯」、
他「夜警」「関守」


▽感想
短編集になっていて
一つ一つがとても読みやすい。
隙間の時間でさっと読むことができる。

このあとどうなったんだろう・・・
というイヤミスが多い。

人の中の魔が差すような部分だったり
嫌な部分をあえてとりあげて話が作られている。
そんなマイナスな部分を丁寧に取り上げ
作られている話だからこそ、
人ってこんな嫌な部分も見せれるんだなと思わさられる。

きちんと嫌な(ミステリ的な意味で)
気持ちにさせてくれる
最高のミステリ小説でした。


満願/米澤穂信/新潮文庫

↳サンプルもありますので、ぜひ

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