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2018年7月の記事一覧

撮影受注のお知らせ。

撮影受注のお知らせ。

ガンと診断されて8ヶ月。

この8ヶ月は治療をしたり、取材をしたり取材を受けたり、文章を書いたり、講演活動したり、旅行に行ったりと毎日楽しい日々なのですが、体が動くようになってくると撮影の仕事をしたいという気持ちになってきました。

体の自由がきかないという理由で、ずっと撮影の仕事はお断りしていたのですが、杖に頼らずとも生活できるようになったので、そろそろ仕事復帰しようかと思います。すでに

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自分の死に方を選ぶ。

自分の死に方を選ぶ。



“これまでの人生はどんな生き方でしたか?がんを抱えて、これからどう生きたいですか?”

緩和ケア医の西智弘先生は初診で患者さんにこう質問をする。
質問の意図は、一人一人違う生き方を患者さんと緩和ケア医師で一緒に考え、患者さんのゴールを定め、そのゴールを目標に寄り添い治療を決めていくためだ。

“そんなこと今まで一度も考えたことが無い。”
多くの患者さんはそう答えるそうだ。
“先生にお任

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「なんで写真を撮るんですか?」

「なんで写真を撮るんですか?」

この記事に掲載してる写真は、ぼくが本当に見せたかった写真じゃない。本当に書きたいことも書いていない。なぜかといえば、読んだ人に大きなストレスを与えてしまうからだ。

人は受け入れられないストレスを感じると、現実から目を背けようとする。現実から目を背けても、現実が消えるわけじゃないのに。

現実から目が背けられなくなると、現実を見せてきた相手を叩くことで心の安定させようとする。つまり撮影者であるぼ

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