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なぜエスノサイドを止められないのか。殲滅されるパレスティナ人……

昨年10月7日からのイスラエルによるガザへの攻撃が止まりません。

ガザのこの1年の死者は4万人を超えています。死亡したのは戦闘員だけでなく子どもの犠牲は1万人超に達しています。

死者数
ガザ  41870人  
イスラエル  1200人以上

負傷者数
ガザ 97166人  
イスラエル 最大約5400人



子どもと女性の被害

子どもの死者数 11355人

栄養不足の女性と子ども(6~23ヶ月) 96%以上 
急性栄養失調で要治療の子ども 50000人以上
メンタル面で支援が必要な子ども100万人以上 
家族などが不在の子ども  最大17000人



教育の破壊
正規の教育を受けられない生徒 最大625000人

被害を受けた学校 87%



医療の破壊
稼働していない病院36カ所中19カ所


食の被害
人口210万人中96%が危機的あるいはそれ以上の食料不安

壊滅的なレベルの食料不安  50万人


農耕地の被害68%
漁船の破壊最大70%
家畜が本来の目的以外で死亡 60~70%

住宅の破壊 住宅の被害   60%以上 

      商業建物の被害  80%以上

      道路網の被害   68%


空爆や砲撃で生じたがれきは4200万トン以上。
ダンプカーに積むと車列は米ニューヨークからシンガポールまでの長さになります。



8割を超える学校が損害を受け、機能している病院は半分以下になりました。

域内総生産(GDP)はマイナス81%。
ガソリン代金は23.6倍、小麦粉の値段は11.3倍です。


生活基盤が根こそぎ破壊されています。
しかもイスラエルは攻撃をやめるつもりはありません。
ハマスに捕えられた人質が100人以上まだ帰ってきていないにもかかわらず。
イスラエルには人質を取り返そうという気もないのでしょうか?

イスラエル国内でもなかなか戦闘が終わらないこと、人質が帰ってくるという結果につながっていないことに市民の不満は高まりつつあります。

しかしイスラエルは、国内で行われる人質解放を求めるデモや停戦を求めるデモに対しても攻撃しているのです。☹️
騎馬警官の馬に踏まれている集会参加者が映像に記録されています。



パレスティナの子どもの遺体をSNSにあげた高校教師は教員免許剥奪になりました。
イスラエルの国民の多くはネタニエフ政権の強硬姿勢を支持して、狂信的にパレスティナ人の殲滅を求めています。



このイスラエルの暴走を国際社会は止めることができません。
国連の安全保障理事会でガザの停戦決議を出そうと思ってもアメリカが必ず拒否権を行使します。



世界最大の経済・軍事大国アメリカがイスラエルを支援しているのでイスラエルは好き勝手できるのです。

ネタニエフ首相は収賄容疑で起訴されていますが、戦争を続ける限り非常事態ということで裁判がストップしています。
そのため自分の保身のため戦争を続けていると言われています。
レバノンにも侵攻しようとしていますが、これら一連の攻撃はアメリカ大統領選でトランプ氏を勝たせるためのものとも言われています。



5月には国際刑事裁判所がハマスの指導者と共にネタニエフ首相にも国際人道法違反で逮捕状を請求しました。
法による正義の実現が求められます。


民間人を大量に殺害続けるネタニエフ政権を何とかストップさせる方法はないでしょうか?😿



参考文献
10月7日付け朝日新聞




NHKスペシャル
「正義はどこにーガザ攻撃1年 尖鋭化するイスラエル」



執筆者、ゆこりん、ハイサイ・オ・ジサン

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