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今週の選挙(2024 1.28投票)


 遂に歴史的な出来事が起きました!!
 あの “選挙ゴロ” が二週連続で立候補という前人未到の大偉業を達成です!!

 ・・・って、もちろん褒めてないですよ。
 何なら「ふざけんな!」と思ってますので、ハイ。

 まぁ、そう思いながら二週連続で取材に行く私もどうかと思ったりしますが(汗)。 とにもかくにも、今週の選挙です。




◆【取材済】三重県・川越町長選挙

 3期目を目指す現職ですが、これまで全て「無投票」。 一度も市民の審判を受けたコトが有りません。 更に、前職の最終(3期目)選挙も無投票で15年ぶりの町長選となります。
 そういうトコを狙って現れるのが “選挙ゴロ” 小西彦治氏。 前週に長野県須坂市長選に出馬→落選してから中1日で立候補という快挙を達成しました(褒めてない)。
 須坂市長選は長野県初上陸で彼の所業が知られていないため得票率が2割を超えてしまいましたが、三重県は松坂市長選、いなべ市長選に続き3度目の登場で、そろそろバレてると思われ、結構ヤバいトコにベットしたように見えますが果たしてどうなりますか。

 ・・・それにしても、彦治に狙われるような選挙が低調な自治体はそろそろ恥ずかしいと思った方がイイですよ。 マジで。


◎宮城県・色麻町議会議員選挙(定数13/15人)

 現職12人、元職2人、新人1人が立候補した全員無所属の選挙で、女性候補は2人です。

 70代が7人、60代が5人と候補者の8割が “還暦越え”。 50代の2人(現新1人ずつ)と40代の1人(現)には頑張っていただきたいトコロですが、当選しても年配に囲まれる様子が想像でき、大変だろうなぁと思わずにはいられません・・・


◎茨城県・取手市議会議員選挙(定数24/29人)

 現職21人、新人8人が立候補し、政党別では自民5人、公明4人、維新1人、国民民主2人、共産4人、2つの諸派から1人ずつ出ている選挙で、女性候補は8人出ています。

 立憲が候補者を立てない中、国民民主が無所属だった現職1人を公認し更に新人を1人立ててきました。 市議会内で国民民主と維新は同会派で、維新の現職は全国若手議員の会の会長を務める、石井章参院議員を父に持つ方です。 北関東の中で茨城は比較的勢力を保っている県。 ただ当選するダケでなく上位当選が必須でしょうが、昨今の維新のズンドコっぷりがどう影響するのか、注目です。
 共産は現有4議席に対し現職3人新人1人で議席維持に挑みます。 そして「諸派」は取手市の政治団体から出馬した現職と「茨城れいわの会」の新人。 この「茨城れいわの会」という団体は昨年の牛久市議選に党公認で出馬し当選した方が作った団体のようで、“れいわ公認候補では無いけど、れいわ系列である” という位置づけのようです(よぅ分からん・・・)。
 その他、かすみがうら市議選→柏市議選と落選を重ね、当選出来るならドコでもとばかりに取手で出て来た方などもいて、濃い味つけの選挙となっています。


◎茨城県・潮来市議会議員選挙(定数16/17人)

 現職13人、元職1人、新人3人が立候補し、政党別では公明が1人立候補している選挙で、女性候補は、、、僅か1人です。

 同じ茨城県の市でも取手と比べて随分おとなしい構図です。 “定数プラス1” の選挙で大きな見どころも無さげで、前回の市議選で66.3%、昨年の補選(市長選と同時)で58.2%だった投票率がどこまで下がる(とてもじゃないけど上がるとは思えない・・・)か、気になります。


◎埼玉県・吉川市議会議員選挙(定数20/26人)

 現職18人、元職3人、新人5人が立候補し、政党別では自民・公明・共産が3人ずつ、立憲・維新・参政・地域団体が1人ずつ立てている選挙で、女性候補は7人出ています。

 さぁ、今年一発目の参政党です。 党中央では内ゲバを繰り返し支持率も頭打ち。 すっかりかつての勢いを失ったようにみえますが地方議会では着実に議員を増やしているのでまだまだ目を離すワケにはいきません。 神谷独裁者代表と松田前代表が応援に入り、全力で獲りに来ています。 今年の党勢を見る上で重要な選挙、果たしてどうなるでしょうか。
 そして維新は31歳男性の新人候補。 相変わらず周辺の議員さんが選挙を手伝い、梅村みずほ参院議員が応援に入るようです。 関東圏なのに大阪の梅村氏、音喜多政調会長は何やってんでしょうか?
 共産は前回の選挙で1議席失い、今回は現有議席維持を目標に3人立ててきました。 前回4候補で得た票を今回の3人で割れば当選は固いのですが、そう上手く行かないのが選挙で有り、昨今の共産党。 果たして維持成るか。
 そして立憲ですが、前回無所属で当選した方を公認候補としています。 その方はこれまで3選していますが得票数は減少傾向。 そこで政党公認となれば票は増える、となればイイのですが・・・


◎東京都・府中市長選挙

 4期目を目指す、自民、公明、国民民主と、都ファが推薦する現職に、市の労組総連合の議長が挑む一騎打ちです。

 ココでも自民と都ファが相乗りですか・・・ 昨年後半、都内で負けが込んでた自民がなりふり構わず都ファと組んで、以降は確かに勝ちを重ねていますが、本当にそれでイイのかと思いますし、夏の都知事選は全く面白みのないものになるのが既に見えていてウンザリしますね。
 4期目と、多選のフェーズに入ってきた現職ですが、まだ62歳なので国政への転身とかが起こらない限りは、このまま任期を重ねていきそうです。 ・・・って未だ選挙中なので先のコト話す段階では無いのですが、この構図を見れば、ねぇ、、、


◎東京都・青ヶ島村長選挙

 伊豆諸島の、八丈島より更に南に位置する断崖絶壁に囲まれた島で、人口169人(2018年10月時点)と日本一人口が少ない村。 現職が体調不良のため昨年末で辞職。 次の座を巡り、2021年の選挙で現職に敗れるまで20年村長を務めた方と、その方に敗れるまで12年村長を務めた方による、元職同士の一騎打ちです。

 人口が少ない自治体なので仕方ないのでしょうが、12年務めた方が初当選したのは「1989年」という昔々の話で、20年務めた方は2018年に当時の総務課長が村の事業で不適切な契約を重ねていた責任を取って辞職(→出直し選で無投票当選)した経験の持ち主。 どちらが勝つにせよ時計の針が逆戻りするような選挙。 村民が針をどこまで戻すのか、注目です。


◎奈良県・吉野町長選挙

 2期目を目指す現職に町の元職員が挑む一騎打ちです。

 現職には堀井巌参院議員や高市早苗参院議員など奈良自民フルラインナップに加え、維新公認で当選した県知事も応援しているようで盤石の体制。 いくら国政で自民が苦しんでいるとはいえ、小さな自治体で組織選されては新人は苦しいと思われますが、結果はどうなるでしょうか。


◎奈良県・吉野町議会議員補欠選挙(定数1/2人)

 本選でトップ当選した方が県議選出馬のため辞職(→落選)。 前期も町長選出馬のため辞職(→落選)しており三度目は無いと思ったか出馬せず、代わりに(珍しい名字同士なので身内だと思われる)女性候補が立候補。 直前まで無投票の公算が強い中で選挙戦になったとの報道が有ったので、おおよそ結果は見えているかと思われます。


◎山口県・岩国市長選挙

 5期目を目指す現職に共産社民推薦の新人が挑む一騎打ちです。

 5期目という明らかな多選を目指す現職ですが、まだ53歳。 初当選時は37歳という若さ。「国政に転身しないと多選が、、、」と書こうと思ったら市長になる前に山口2区で衆議院を1期務めていて、現在の山口2区が岸のぶちよ(←漢字で書く気も失せる)なので国政再転身も考えられないので、どこかで対抗馬が倒さないと歴史に残る長期首長になる可能性が有りますが・・・ どうやらそれは今回ではなさそうな気配です。 選挙期間中に決めつけも良くないですが、  だって、、   ねぇ、、、


以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。



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