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ミドリのハナシ

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我が家の同居人ならぬ同居植物たちの紹介と、ちょっとしたエッセイ集
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#エッセイ

#note植物部 活動日誌

#note植物部 活動日誌

ミドリ、足りてますか?

どうもこんばんは、はやぶさでございます。

ということで、先日から#note植物部が立ち上がり、大盛り上がりを見せておりますね。…え?なんのことかって?

まぁまずはこちらの記事を。

はい、ということで若干二名の部員による#note植物部であります。

入会費・年会費、必要ないんです。
入会資格も、必要ないんです。
植物を愛でる心、それだけあればいいんです。(川平慈英)

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ボーチンブルー養生記 #2

ボーチンブルー養生記 #2

すっかり時間が空いた養生記の続きから。
気が付けば2カ月以上空いてしまった。

2ヶ月前。

まだ4月の頭で暖かくなりきらず、なかなか動かず、植え替えたは良いものの、相変わらずボロボロの様子を見る度に心が痛んでいたが、気が付くと私は引っ越しをしたので、ボーチンブルーにとっても引っ越しだったわけである。

かつての私は3階の角部屋に住んでいて、それはそれは風通しが良く、吹きっ晒しと言ってもいいくらい

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ボーチンブルー養生記 #1

ボーチンブルー養生記 #1

前回、ボロボロにされたボーチンブルーの話を書いたところ、自分の中のボーチンブルー愛の高まりを覚えている今日この頃。

ただ、愛が高まったところで彼女の傷が癒えることはなく、相変わらず無惨な姿でベランダに佇んでいる。

せっかくならばこの一年でどれくらい回復させられるのか、その記録を残してみようじゃないかとふと思い立った。「回復記」ではなく「養生記」の方が、スピード感が合っていると思うし、もしかする

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ミドリが動く

ミドリが動く

自分の調子がよろしくなくても、植物たちには関係がない訳で。
こんな中でも土を配合し、植え替え、根をほぐし、水をやり、春の支度は大体済んだ。
そんなこんなで春の観察、いってみましょう。

目次もつけておきますので、気になる名前やピンときたものを気ままにご覧ください。

ちなみにトップ画は実家近くの公園にて。
椿と桜。冬から春へ。

ザミオクルカス・レイブン

1年前くらいに購入し、すぐに植え替えした

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ミドリの目覚め

ミドリの目覚め

桜の木は、皆さんのご近所にあるだろうか。
典型的な落葉樹で冬は丸裸になり、春になったら花を咲かせる彼らだが、

「あ、今年は咲かないかも」
「このまま死んでしまうかも」

と考えたり、頭を過ったことはあるだろうか。

植物を育て出し、冬時期に休眠を行う植物と向き合う度に、この時期はヒリヒリする。

「また葉っぱを展開してくれるだろうか」
「ちゃんと起きてくれるだろうか」

葉を落として幹だけになり

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ミドリのハナシ ~オリーブ~

ミドリのハナシ ~オリーブ~

前回の続き、というか、名前の挙がっていたオリーブたちのハナシ。

スマホに『植物さん』なるメモがある。

これまで出会った植物たちがここに刻まれ、お別れしたら線を引いたり、増えてしまったら分岐させたりして、なかなかのスクロール数になっている。

そしてなぜかわからないけど、「さん」付けになっている。

そんなリストの最上部を見ると、

と書かれている。
もしかしたら、もっと前からいるのかもしれない

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ミドリのハナシ

ミドリのハナシ

確か2~3年前くらいのこと。
もうすっかり冬で、ひんやりしていた時期だった思う。

理由はとんと忘れてしまったが、不意に部屋に緑を取り入れたくなった。
元々植物はとても好きなのだが、何でかきちんと置いていなかった…というのは嘘で、ベランダには4本のオリーブの(苗)木たちが居たのだけれど。
まぁただ、彼らとはまるで熟年夫婦みたいな、腐れ縁みたいな長い付き合いで、「メシ」「はいはい」みたいな手練れな感

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