いつか、大江健三郎を「味わう」から、「語る」に変化する事を日常に求めたい。



大江健三郎。私の3作品目は大江健三郎初の長編小説。

「芽むしり仔撃ち」

閉塞感の中に、引き込ませる文体。

監禁状態の中の息詰まる生活の中に見えてくる、人間の人間足る真実。

希望だなんだと、物語は一切語っていない。

でも、どうしても続きが読みたくなる。

止まらない。

もっと知りたくなる。

これを23歳で。

歴史背景、戦争。全部関わって大江健三郎の思想の中にあるんだろうと思う。

極限状態で生まれる心理と人間の残酷さ。

取り繕う文体ではなく、押し寄せてくる文章。

とても好きです。

これはどうしようもない。

大江健三郎。もっと語れるようになりたいし、
もっと知りたい。

読む作品、読む作品どれも一気読み。

自分のどこにこんなに触れてくるのか、もっと探らなければならない。

それを自分の言葉で書けるようにしないとならない。

浅く、薄く語るのをなんだか自分が避けている。
ちゃんと落とし込みたい。

時間をかけて、ゆっくり追います。

今はいいと思う。大江健三郎は、味わうだけで。

味わえること。それ自体がとても幸せな事だ。

それはいずれ自分を知ることに繋がる気がする。

で、山に行き蟲を追う。

それもやはり自分を知ることに繋がる気がする。

で、帰って本を読もう。

そういう事を繰り返したい。

今は思うだけ。

頭の中は、今やるべき事でいっぱいだが、良い循環にいるのを認識しつつ、今ある楽しみを心から楽しむ事を1人で再認識したい。

歳を重ねると人は
近くのものが見えなくなったりする。
それは誰にでも起こる事だ。

さぁ、我々認める事から始めよう。

なんのはなしですか

それはやはり自分で在ることの確認である。

つまり、老眼を認める事からはじめよう。

大江健三郎だけでマガジン作ろうかな。
誰か一緒に追っかけて欲しい。

ああ、好きだぁ。

私と大江健三郎の記録はこちら。

そして、これで777文字である💪


自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。