転職後、初の休職フラグがたった話
転職して半年。業務内容、人間関係、給与、勤務地など、十分すぎるほど満足できる会社に入れたと思っていました。
ですが4月に異動し、状況が一転。
1.転職半年後の環境の変化
もともとの担当業務(グローバルプロジェクト)を持っての異動だったのですが、入社以来一緒にプロジェクトを進めてきた上司が離脱。
自分の上に立つメンバーはほぼ総入れ替え。
私(←大学まで海外とは無縁だった田舎者)以外は帰国子女や外国人のメンバーに。否定のしようがないほどの圧倒的英語力不足。
上司が変われば当然方針が変わる。
うまくかみ合わない上司とのコミュニケーション。
昨年度決めたはずのことが次々に覆されていく日々。
ほかのメンバーの業務状況を考えると、自分が手を動かすしかない状況。
こんな状況のなか迫りくる期日。
とにかく残業してギリギリ毎日の会議をこなすしかありませんでした。
さらに英語力向上のため、予備校や英会話教室に平日週3で通っていたので、仕事→一時外出→会社に戻って終電近くまで働く。それでも終わらなければ帰宅して深夜残業をした日もありました。
2.疲弊していく心身とそれでも耐えた理由
気づけば食事は変な時間におにぎり一個食べる程度に。人と顔を合わせるのも嫌になり、自部署ではなくフリースペースで仕事をするという保健室登校状態。海外との会議後は疲弊しすぎて、何も仕事が手につかないまま時がたっていくことも多々。帰りの電車ではドアに額をつけて寝ながら帰るという限界OL具合。
これでも音を上げなかった理由は主に二つありました。
一つは、中途入社だからこそのプレッシャー。最初に任された業務だからしっかりと成果を残さなければいけない。少なくとも同世代のプロパーよりは高いパフォーマンスを求められているだろう。それができなければ採っていただいた上司に申し訳ない。と。
もう一つは、前職での悔しさを晴らしたかったからです。当時担当していた海外とのプロジェクトを完遂できなかったことがずっと心残りで、いつかもう一度チャレンジしたいと思っていたのです。だからこそ、ここで逃げる選択肢はありませんでした。
3.限界をむかえた体
持ち前の意地とプライドと責任感でなんとか4月は乗り越えられたのですが、GW明けに大幅に体調を崩すはめに。
というのも、いよいよ食事をほとんどとれなくなってしまったのです。仕方がないのでウィダーなどで栄養を摂取するも、明らかに体のエネルギーが足りない。よぼよぼうつむきながら歩くことしかできなくなり、鏡を見れば心を病んだ表情をしている自分が映る。
ああ、これはまずい。
そう認めざるを得ない状況になりました。
限界を感じて診療所に駆け込むも、すでに精神科で投薬治療を受けていたこともあり「何を求めてここに来たんですか」といわれる始末。
この会社では誰も助けてくれないんだ…とデスクでひっそり涙を流しました。これが、転職して初めて、やっぱり前の会社に残っていたほうが幸せだったかもしれないと思った瞬間でした。
そんなこんなで一週間仕事をこなしましたが、その週末にベッドから動けなくなり、さらにその後発熱や体の痛みが出てきました。
もういつ仕事を当日飛んでしまうか分からない状態だと判断し、上司に状況を報告。ありがたいことに健康第一でということで、業務負荷の調整と一週間のお休みをいただくことになりました。
4.とりあえず仕事復帰
お休み中に会社の診療所、内科、心理カウンセラーを転々とし、最終的に総合病院の総合内科へ回され、ようやく原因の特定に至りました。(実はここだけでもロングストーリーが(笑))
内科的な要因で出ていた症状は投薬によって急速に回復したので、ひとまずテレワークで仕事に復帰。
実際はまだ全快ではなく、食欲は日によって波があるし、外に出れば異様に疲れるし、ロングスリーパーの私が朝6~7時から働いてるのも異常事態だし、うまく言葉では言い表せない焦燥感のようなものにも苦しんでいます。
5.耐えるか、休職か。
正直、前の会社にいてこうなっていたら、休職していたのではないかと思います。
でも一度休職してしまうと、そこから自分を戦力に戻していく労力がかかるということは重々知っていますし、また出来なかったという挫折感だけが残るし、なにより、周囲から病む奴だという扱いを受けない環境で一からやり直したいと思って転職したので、ここで休職するわけにはいかないと思っています。
ですが前述の通り、業務量が減ってもなお調子があまり戻らないことを踏まえると、最悪休職という選択肢をとるしかなくなるのかもしれません。
ちなみに転職も頭をよぎりましたが、今のところは考えていません。自分のスキル不足によって苦しんでいますが、客観的にはすごくいい会社なので、できればある程度の期間は働きたいと思っています。
とりあえずしばらくは業務が落ち着くはずなので、気長に回復するのを待ちたいと思います。
いや~社会人するって難しいですね。
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