見出し画像

夫が嫌い12~ただ普通に隣で過ごす幸せが欲しかった~

なぜ夫と結婚してしまったのか

なぜ夫を選んでしまったのか、これは私が抱えるどうしようもない後悔です。
夫は、良い人だと思います。優しいと思います。
でも、私は夫と隣に並んで同じテレビを見るというのも出来ません。それは、かなりストレスが伴います。
一緒に散歩に行っている夫婦がとても羨ましいと思いますが、私は夫と散歩に行きたいと思えません。それなら、一人で行くほうがよっぽどいいです。

夫源病なのではないか?とも思い、調べましたが、夫源病の原因になる夫はとても威圧的だったり口うるさいくせに家事を一切しなかったりという特徴だったので夫には該当しません。

ああ、そうかじゃあやっぱり私のわがままなんだろうか

と気持ちに蓋をして、やり過ごす日々でした。子供が赤ちゃんの時に、夫は、

たまには子供を親に預けて二人でデートしよう

と言ってくれたのですが、それを嬉しいとは全く思えませんでした。

いや、私は二人でデートするより、お一人様が欲しい

と言って夫をがっかりさせていました。
夫が老後に二人でこういう事をしようと言っても、

いや、老後は卒婚して、それぞれ自由に過ごしたい

と言ってまた夫をがっかりさせました。
とにかく、夫と何かを二人でするのが私にはストレス以外の何ものでもありません。
どうして、こんなに心が夫を拒絶しているのか自分でもわからず、こんなことしか言えない私を自分自身で責めてばかりいました。

最近、久しぶりに恋をしたおかげか、それとも中年の危機なのか、どうして普通に隣で同じテレビを見て笑ったり、同じ映画を見て感動したりする夫婦になれなかったんだろう、
どうして一緒に散歩する夫婦になれなかったんだろうと悲しくなります。

ちなみに、子供も含め、プロジェクターでおうち映画館をしていた事もあるのですが、その際も、夫は自分中心に観たいものを言い、子供が楽しめるような映画ではないので却下していました。
しょうがないので、夫が観たいジブリ作品をみんなで見るのですが、夫の意見も組み込んだにも関わらず、映画の最中、スマホを終始いじっていました。

本当に小さな事の価値観のズレがどんどん積み重なり、嫌悪感が膨らんでいったのだと思います。
平均寿命で言えば、あと半分の人生をこの人と過ごさないといけないなんて…と気が重くなり、普通の事が出来る夫婦への憧れと嫉妬が心に重くのしかかります。
これを上手く手放すことが出来れば大分楽になるのですが…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?