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読書日記

202
読書記録をまとめました。
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#読書の秋2022

【読書感想】女性の敵は女性ではないー松田青子著『持続可能な魂の利用』を読んで

松田青子著 中央公論新社 2020年出版  制服のような同じ服を着た女の子たちが海の真ん中に…

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【読書感想】自分を大切にしてあげることー安達茉莉子著『私の生活改善運動』を読んで

安達茉莉子著 三輪舎  2022年出版  クレヨンハウスのTwitterで紹介してて面白そうだから購…

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【読書感想】影響を受けた本を聞けばその人が分かるー落合陽一著『忘れる読書』を読ん…

落合陽一著 PHP新書 2022年出版  新聞の最新の売上ランキングに上がっていたので購入して…

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【読書感想】制作過程が興味深い翻訳小説ー『俺の歯の話』を読んで

バレリア・ルイセリ著 松本健二訳 白水社 2019年出版  この本も翻訳本として最近読んだ本…

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【読書感想】最近読んだ本で一番面白かった小説ー『フライデー・ブラック』を読んで

ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー著 押野素子訳 ‎ 駒草出版  2020年出版  文芸雑誌よ…

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【読書感想】女友達がほしいー松田青子著『じゃじゃ馬にさせといて』

松田青子著 新潮社 2020年出版  松田青子さん、エッセイも出版していることが発覚して読ん…

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【読書感想】イギリスから日本を考えるーブレイディみかこ著『オンガクハ、セイジデアル』を読んで

ブレイディみかこ著 ちくま文庫 2022年出版  新聞の文庫の新刊書評に載っていたので購入した。ブレイディみかこさんは、朝日新聞に連載されている記事も良いし、『ぼくはイエローで~』も2巻ともおもしろかったので、期待した。  タイトルの通り、イギリスの政治と音楽が結び付けられて論じられているエッセイ。ブログに載せた記事も多い。新聞の記事とは違ってとてもラフで言葉が直に伝わってくる感じ。2013年書かれた記事もあって、ちょっと古い感じはしたが、イギリスの現状を知るにはとても良

【読書感想】限られた時間を無駄にしないー四角大輔著『超ミニマル主義』を読んで

四角大輔 ダイヤモンド社 2022年出版  近所の本屋さんで見かけて良さそうだったので購入し…

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【読書感想】ロジカルな家事とは?ー勝間和代著『勝間式超ロジカル家事』を読んで

勝間和代著 アチーブメント出版 2017年出版  一言で言うと、私は勝間和代は苦手である。成…

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【読書感想】文学に支えられてーロイド・ジョーンズ著『ミスター・ピップ』を読んで

ロイド・ジョーンズ著 大友りお訳 白水社 2009年出版  書評に取り上げられていたらしく、…

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【読書感想】破壊力のある人ー『樹木希林120の遺言』を読んで

樹木希林著 宝島社 2019年出版  図書館の棚に刺さってたから借りて読んでみた。  樹木希…

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【読書感想】物語られていく愛とエロスと死ー田辺聖子著『ジョゼと虎と魚たち』を読ん…

田辺聖子著 角川文庫 1997年出版  田辺聖子は気が付いたら読んでいた作家。多分、母の書棚…

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【読書感想】「名前のない家事」のやっかいさ―阿古真理著『家事は大変って気づきまし…

阿古真理著 亜紀書房 2022年出版  阿古真理さんの『小林カツ代と栗原はるみ』を読んだとき…

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【読書感想】今更読んでみたー養老孟司著『バカの壁』

養老孟司著 新潮新書 2003年出版  今更だが、この新書を読んでみたくなった。きっかけは養老さんと阿川さんが対談してる『男女の怪』という本に、養老さんがこの『バカの壁』の話をちょっとしていて、興味を持った。  とにかく売れた新書なので、今更読むのもなんだか癪に思ったが、とにかく読みやすい新書だった。養老さんが執筆したわけではなく、ライターが書いたそうだが、本当に読みやすかった。こういう場合って、ライターにどうお金が入るんだろう、なんてことを考えてしまった。出版社の取り分