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早稲田大学在学時アメリカ留学、海の事故で頸髄を損傷。動くのは首から上だけになるが、決死…

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早稲田大学在学時アメリカ留学、海の事故で頸髄を損傷。動くのは首から上だけになるが、決死のリハビリで退院。2008年3月NPO法人ラーフを設立。2015年に社会福祉法人ラーフへ。2020年株式会社モーリスを設立し、2社の経営者として、障がい者に特化した事業を展開中。性格は前向き。

最近の記事

命を見守るセンサー「 SuuHaa 」でできる事

SuuHaa (スーハー)は、人間の呼吸をリアルタイムで見ることができる商品です。皆さんの普段の呼吸を記憶し、異常があるとすぐに皆さんへお伝えします。また、睡眠時無呼吸症候群も秒単位で検出することができます。 このプロジェクトは、株式会社モーリス(香川県)代表取締役社長の毛利公一氏が考案した呼吸センサー「SuuHaa」を全国66万人いる四肢麻痺障がい者(内、呼吸器使用者約8000人)の睡眠時での呼吸器外れの不安を取り除くために提供するものです。 このプロジェクトは、製品の開

    • 再生

      睡眠時無呼吸症候群や命を見守るセンサーの商品化へ

      SuuHaa への思いを一度見てください<(__)> SuuHaa (スーハー)は、人間の呼吸をリアルタイムで見ることができる商品です。皆さんの普段の呼吸を記憶し、異常があるとすぐに皆さんへお伝えします。また、睡眠時無呼吸症候群も秒単位で検出することができます。

      • スタートアップに重要!+1の仲間をつくる3つの方法

        はじめに 私が経営者になってから、障がい者福祉や高齢者福祉分野において、県指定の事業所を10以上立ち上げてきました。また、単発的な福祉イベントや地域を巻き込んだ事業も入れていくと、その数は倍以上になると思います。私が事業をスタートさせるときには、まだ誰もやっていないことや、まだ自分たちの地域で誰も初めていないものを作るように意識しています。 都市部では当たり前にやっているサービスが、地方では全く始まっていないものは沢山ありますよね。もう少し広い視点で見ると、海外でもやってい

        • 福祉事業の DX ~実践状況について~

          1、はじめに DX(デジタルトランスフォーメーション) ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという考え。 私はこれを福祉事業で取り入れるために、学びを深めています。 また、その実践の為、令和2年度、私が経営する社会福祉法人ラーフで、二つの大きなシステムを導入しました。 一つは、マイクロソフト Office 365とOneDrive です。これは、クラウドシステムなので、リモートワークが必要になった時に活躍します。それ以外にも、リモート研修、リモー

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          400万円が必要?!重度障がいがある私たちがしっかり働くには…

          首から上しか動かない私ですが、毎日朝から夜まで働いています。これだけ働くには、働く為のある程度整った環境が必要となります。最新の機械や特殊仕様のハード面も必要ですが、ソフト面も絶対いります。 例えば私がどのような業務をしているかというと、ほとんどパソコン業務です。そして、時々講演会業務や、コンサルタント業務でトーク業務があります。 もちろんこのような業務内容だったら、障がいがない人は、1人で準備して仕事をこなして、片付けをして、業務完了となるでしょう。でも私の場合は、そうは

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          挑戦する人のマインド

          挑戦する人同士のトーク 私の人生は、2004年の怪我で大きく変わった。身体は大きく変わったけれども、全く変わら無かったのは、挑戦する心。むしろ怪我をして以来、挑戦する気持ちが強くなったような気もする。 先日、あるトークイベントに登壇とさせて頂いた。トークのテーマはズバリ「挑戦」!3人ともに共通するところは、もちろん挑戦でもあるが、障がいがある又は家族に障がいがあるということ。トークショーだったら、お互いの事を色々と深く掘り下げながら進んでいるので、登壇する側もとても学びにな

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          デジタル福祉 リモート福祉時代

          機械化された先駆的な家?! 私の家の私の部屋に来たら、みんなが驚きます。 ベッドの上で、体を動かせず横たわる私。初対面の人は、この姿にびっくりする人もいますが、そんな話ではありません。まずは多くの人が天井を見上げて「なんですか、これは?」と聞いて来ます。天井にモノレールのようなレールが走っています。そして、 #UFO キャッチャーのような謎の機械…。だいたいこれが、最初の話題になることが多いのですが、この機械は、私の身体を電動車椅子やトイレ、お風呂に移動させるためのリフト

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          おしゃれを諦めた時 ~障がい者とおしゃれ☆~

          若い人はおしゃれが好き?! 23歳の時、急に嫌いになった。 若い人はおしゃれが好き…当り前なのかはわからない。妻は少なくともそうだった。私の息子は、そこまで興味ないにしても、最近着ている服を見ると、好きになって来たみたい。私も20代から23歳途中までは、おしゃれが好きだった。10代が20代は、特に容姿が気になったり、友達と比べてみたり、そして少しでもモテたいと思って、ファッション雑誌をよく読んだ。 そうしているうちにおしゃれが好きになった。決してブランド物が欲しかったわけ

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          ステップファミリー、初めてお父さんと呼んでくれた日

          妻の誕生日に息子からの告白 息子はとても悩んでいたらしい。私との関係性の事で。 今大学3年生の私の息子は、本当に優しい子です。いつも、「私の仕事が忙しくて疲れていないか。」「暑いので、妻の体調に変わりはないか。」「たまには一緒に飲む?」昨日も、妻も48才の誕生日で、一緒にお祝いをしようと、オンライン誕生日会を家族ですることになりました。 たわいのないもない話を40分くらいした所で、妻が席を立ちました。男2人で、少し時間話をしていると、息子は真剣な顔になって、私に告白してお

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          障がい者版の人財派遣事業

          新たに立ち上げる事業目的 私は、社会福祉法人ラーフの代表として、障がい福祉サービスの就労支援にも力を入れています。今年の秋(2020年11月頃)、新たに障がい者就労継続支援 B 型事業と生活介護事業の多機能型事業所ビームを設立します。今年に取って10個目の事業を立ち上げです。 私は2018年4月に就労継続支援 A 型事業と短期入所事業を併設したリールを設立して以来、改めて地域ニーズ調査を行いました。そうすると…障がい者福祉サービスの「生活介護が足りない!」その状況に気が付き

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          できないの壁を超える

          宿命と使命 23 歳の夏。 私は棒高跳びのコーチになる夢を叶えるため、アメリカへ留学した。 そこで私を待ち受けていたのは、その後の人生を変える大きな事故。 私はロサンゼルスのラグナビーチで大波に打たれ頸髄(けいずい)を損傷、 声、呼吸、感覚、首から下の動きすべてを一瞬で失いました。 医師からは「一生寝たきり、一生呼吸器の付いた生活」を告げられ すべての夢を失った瞬間でした。 しばらくは呼吸すらできず、瞬きしかできない身体でしたが、 希望は失わず訓練を続け

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          挑壁者が働く時の壁と覚悟

          私の就職活動での体験 2006年から2007年にかけて、私は就職活動をしていました。首から上しか動かない身体である私、苦手なことは沢山ある。困難を極めることは、覚悟していました。ただ…日本には、障がい者雇用促進法という法律があり、一定以上の規模の企業や法人は、法定雇用率(現在は2.2%、45.5人に1人という計算))以上の障がい者雇用を行わなければいけません。だから「どこかは、雇用してくれるだろう。」と軽く思っていました。 しかし、結果は… 求人誌やハローワークのページを見て

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          障がい者の障がい感 ~障がい者じゃない挑壁者!~

          こんにちは。初めてのnoteの記事です。私は、トップの写真にあるように、電動車椅子に乗った姿で生活をしています。世間一般では障害者と呼ばれている身体なのです。現在39歳、今の身体になったのは、23歳の時。改めて考えると、この身体になって16年間生活をしてきました。そんな私は、講演活動の講師を行うこと300数十回…自己紹介では、「[挑壁者]の毛利公一です、仕事は…」と話し始めます。 障がい者は嫌いな言葉 今の身体になる前は、棒高跳びのアスリートでした。様々な怪我もしましたが

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