芽依

偏愛家な刺繍アーティストの日常。 アート、読書、映画やドラマが大好き。

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最近の記事

【シーズン2撮影始動によせて】ここがすごいよウェンズデー

2022年に配信されたNetflixオリジナルドラマ「ウェンズデー」。今年4月からシーズン2の撮影が開始されると報じられている。 私もこのドラマにとても心惹かれて、妹におすすめしようと某炎上シーンを見せたら「怖いよ」と言われてしまった。 やはり順を追って本編を見ないとその魅力が伝わりきらないのは承知の上。 じゃあどこがよかったんだろうとよく考えて、ウェンズデーの魅力をプレゼンのごとく改めて整理してみた。まだまだ先になるであろうシーズン2の公開に向けてここらでゆっくりと気

    • 「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」に行ってきました

      先日、世田谷美術館でのシャガールの展示を見てきました。 シャガールの作品を見るのはアーティゾン美術館のパリ・オペラ座展以来。 夏の日の世田谷美術館は遠すぎてとっても疲れたけど、内側からぷるんぷるんに満たされる展示でした。 心にぐさぐさと爪を立ててくる寓話に、シャガールの詩的な魅力がここぞとばかりに発揮された作品群がお出迎え。 続く挿絵や作品もどれも素敵で、特にサーカス、ポエムの作品は色や構図が浮き出てくるように抒情的で引き込まれた。絵の世界観に吸い込まれるような不思議

      • ソール・ライター展に行ってきました

        先日、ずっと楽しみにしていたソールライター展に行ってきました。 私にとっては昨年夏のエヴァ博覧会以来のヒカリエホール。都会のど真ん中ながら落ち着いていて、プロジェクションなども用いて、どっぷり作品に浸らせてくれる幸せな空間でした。 今回は平日の11:00〜行ったのですが、結構にぎわっていました。平日なので学生さんらしい女の子や、ご年配の方、お子さんも多くて小さい子も楽しんで見ている様子で微笑ましかったです。 写真が好きなんだなあという方も多くて、前回のソールライター展の

        • 読書記録「ラブカは静かに弓を持つ」大人になると、何でも趣味になっちゃうのかな

          安壇美緒さんの「ラブカは静かに弓を持つ」を読み終えました。スパイ小説と音楽小説を掛け合わせた新感覚のお話でした。 前半はゆったりじんわり不安が広がっていくような感じ。後半ははらはらするような展開もあって読みやすかったです。物語を通して主人公が変わっていく姿に小さな灯りのようなものを感じた話だった。第一楽章と第二楽章に分かれていて、第一楽章は比較的ゆっくりペースで読んでいたのに、第二楽章読み始めたら止まらなくてちょっと読んで寝るつもりが深夜2時まで読んでしまった。これから読む

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        • 「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」に行ってきました

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          マティス展に行ってきました

          先日東京都美術館にて、開催されているマティス展に行ってきました。 アンリ・マティスの展覧会に訪れたのは今回が初めてだったんですけど、近年の展覧会の中で1,2を争うくらいよかったです。 マティスがアーティストとしてどのような人生を歩んで、どのような思いで作品づくりに取り組んできたか、またマティスがアート界にどのような影響をもたらしたのか、ということがよくわかる素敵な展示でした。 ここ最近は、しばらく音声ガイドなしで自由に作品を楽しむことが増えていたんですが、今回はなんとな

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          蔦屋書店の虜です

           私は、数ある書店の中でも、とにかく蔦屋書店が大好きだ。アートや建築に関する書籍、海外雑誌などの品揃えが豊富で、訪れるだけでアイディアが湧いてきて、自分の新たな感性に触れることができる。  私が蔦屋書店が大好きな理由は、品揃えはもちろんなのだが、商品の並べ方、そしてインテリアにある。蔦屋書店に行くと、行き慣れた店舗でも、なぜか迷子になってしまったような気持ちになるから不思議だ。お目当ての本には大方出会えるサイズ感と品揃え。なのに、大きすぎず、階ごとにジャンル分けされている家

          蔦屋書店の虜です

          ネタバレアレルギーの処方箋

          私は、筋金入りのネタバレアレルギーだ。 まず、次回予告が苦手だ。映画の予告編は予告編が出てから公開までに時間があるので、一度だけ見て映画を見る数ヶ月前からは見るのを控えておけば、意外と細かいことを忘れているのでいいのだが、来週の内容を見せてくる次回予告は最強に苦手だ。 ワンシーンでも構図を知ってしまったら、場面転換の時点で勘づいてしまい、ドラマやアニメの中の方達の驚きや感情を一緒に味わうことができない。 ああ、この橋に来たら告白されるんだ、この建物で犯人に会うんだ、今週搬

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          五条悟の魅力を言語化してみた「ちゃらんぽらん」?「最強」?

          お久しぶりです!1000年ぶりですね(?) 去年はシンエヴァ、竜とそばかすの姫を観た時に、あーこれはnoteをかかなければと思ったものの完全に放置してしまいました。悲しい。 今日は私が絶賛どハマり中の「呪術廻戦」の、五条悟の魅力について頑張って言語化する回です。 なんといっても、五条悟役の中村悠一様が「五条の魅力は言語化不可能」的なインタビューが世に出ていたため、何としてでも私が言語化しよう!と思った次第です(特級のおこがましさ) 呪術廻戦のファンの皆さま、ひいては五条

          五条悟の魅力を言語化してみた「ちゃらんぽらん」?「最強」?

          ドラマnote「コントが始まる」#3

          2話のレビューをすっ飛ばしてしまいましたが…。今回の3話は心に響くものが多かった回でした。 春斗と兄、そして中浜姉妹と、今回は兄弟姉妹にスポットライトが当たった回だったように思います。 真面目な人ほど崩れやすい真面目な人ほど、簡単に崩れてしまうって本当に実感します。以前聞いた話で、竹ってすごくしなるからどんなに強い風になぶられてもなかなか折れないと聞いたことがあります。どんなに真面目でも硬いと折れてしまう。しなやかさがあれば折れることはないという話です。私は結構価値観でが

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          ドラマnote「コントが始まる」#1

          私が今シーズン最も楽しみにしていたドラマが始まりました!好きな俳優さん、気になっている女優さんがずらずらっと並んでいて本当楽しかったので、興奮気味ですがレビュー致します。笑 毎話コントで始まるこのドラマは毎回一本のコントから始まるそうですね。1話の冒頭のコントは、「水のトラブル」。つむぎ(古川琴音)には、「どこが面白いの?」なんて言われていましたが、ぶっちゃけ私は爆笑しながら見ておりました笑。仲野太賀の腹から出るボイスがコントの面白さを確実に倍増させています笑。3人のキャラ

          ドラマnote「コントが始まる」#1

          映画「騙し絵の牙」レビュー:騙された時の爽快感!

          予告編を映画館で見た時に絶対に見ようと心に決めていた大泉洋さん主演の「騙し絵の牙」。先日観てきました!予告編がかなり印象的な作品でもあったので、これから観に行くか迷っている方の参考になればと思います。 近頃騙され足りない方必見です。最近見ているドラマや映画のチョイスが、どんでん返しすらも最初からお見通しなお決まり系ばかりになってしまっていました…。そのせいか黒幕も、内通者も、展開も全然驚くことがなくて、すっかり騙された!ということがなかなかなくなっていたんですよね。 だか

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          映画「ライアー×ライアー」レビュー:2021年初リピート作

          公開から1ヶ月が経ち、巷では話題作の公開も始まる中、上映延長が決まった「ライアー×ライアー」。先日2度めを観に行った際も、春休みと思しき学生さんでたくさん席が埋まっていました。 公開翌日に見に行った作品でしたが、どうしてももう一度観たくなってしまい、「アナと雪の女王2」ぶりに映画館でリピートしてしまいました。今回は私が2回観て感じたことをお伝えしたいと思います。 見応えのあるW主演最初に観た時、真っ先に思った感想はこれでした。「森七菜ちゃんすごい!」。何が凄いのかというと

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          映画「あのこは貴族」レビュー

          こんにちは。 先日、公開前から楽しみにしていた門脇麦、水原希子主演の映画「あのこは貴族」をようやく観てきました。今回はストーリーについてのネタバレはせずにレビューしたいと思いますので、まだ観に行こうか迷っている方も、既に観た方もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 広く撒かれた共感の種東京で裕福に暮らしてきた、華子(門脇麦)と、田舎育ちで東京に出てきた美紀(水原希子)。人によって、共感できるのは華子だったり、美紀だったり、或いは両方だったりすると思います。 登場人物はそれぞ

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          森七菜の歌うスマイルがどこかストイックで好き

          映画「ライアー×ライアー」を見てからというもの、森七菜ちゃんの魅力にすっかり取り憑かれています。 なので、最近森七菜ちゃんの「スマイル」をよく聞いています。この曲はホフディランさんのカバーで、こち亀の初代エンディングテーマなんですね!知らなかったです。この歌の歌詞は賛否両論あるようで、ちょっと言い方を変えてしまうと、女なら愛想良くしてろ的な、いわゆる女性蔑視ともとられてしまうようなんですね。 でも、森七菜ちゃんの歌うスマイル。私はすっごく好きなんです。どこがそんなに好きな

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          語彙力を高めたい

          最近、「やばい」「エモい」「すごい」などの言葉を使うのをもう少し控えめにしたいなあと思うんです。 すごく便利な言葉たちで、一度使うと癖になってしまう。「エモい」とかいい言葉ですよね。エモーショナルなこと全般を網羅してくれるし、「やばい」も超級なことになら何でも使える。やばいくらい美味しい、やばいくらいかわいい、やばいくらい面白いなど。どちらかと言ったらやばいくらいどうなのかっていうそっちの方が大切なのになあって思っちゃいます。 便利だし、友達や同年代の子なら、エモい!とか

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          映画「花束みたいな恋をした」:2人と同年代目線からレビュー

          先日ようやく、菅田将暉と有村架純主演の映画「花束みたいな恋をした」を見てきました。最近見たい映画とリピートしたい映画が何個もあって、でもレイトショーがないのでなかなか予定が立てられず…やっとこさ見ることができました! 菅田将暉と有村架純の組み合わせは「何者」を思い出してしまいますね。「何者」の光太郎、本で読んだ時から好きだったので菅田将暉がやると聞いたときは嬉しかったなあ。高校生の頃、理想のタイプは光太郎と豪語していたくらい。その頃から菅田将暉のナチュラルな演技が大好きで、

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