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「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」に行ってきました


先日、世田谷美術館でのシャガールの展示を見てきました。

シャガールの作品を見るのはアーティゾン美術館のパリ・オペラ座展以来。

夏の日の世田谷美術館は遠すぎてとっても疲れたけど、内側からぷるんぷるんに満たされる展示でした。

心にぐさぐさと爪を立ててくる寓話に、シャガールの詩的な魅力がここぞとばかりに発揮された作品群がお出迎え。

続く挿絵や作品もどれも素敵で、特にサーカス、ポエムの作品は色や構図が浮き出てくるように抒情的で引き込まれた。絵の世界観に吸い込まれるような不思議な空間でした。

私にとっての芸術は心を解放してくれる存在だと思っているのですが、シャガールの作品はまさにそれを体現していると思います。

色使い、形、構図何もかもが立体的で動いており、サーカスの絵からは群衆の声が聞こえた。

とても詩的で物語のある絵。だから芸術が人を救うのだと改めて感じたし、

結局絵とは色も形も構図も含め、全てその人の感性によるもので、デッサンではないのだとも思った。

私が見ているものはシャガールの心のようなもので、その心の独創性そのものが作品なのではないかと思うほどに光り輝いていました。

そして、この度は即決で図録をお買い上げ。毎度毎度図録を買っていると破産してしまうし、本棚が足りないので、滅多に図録は買わないのですが。(なんなら展示を見ている最中から今日は絶対に図録を買うと心に決めていた。)

世田谷美術館は駅からは少し遠いけど砧公園の自然の中にあり、展示の打ち出し方も余白多めでとても落ち着く空間だった。家族連れ結構いたわね。

(ちなみにバスを使えば徒歩3~5分くらいなので、体力自信ない方はバスがおすすめです。)

美術館の中のカフェの卵とハムチーズのガレットがすごく美味しかったです。おかげで帰り道灼熱の中用賀まで歩けたよ。

「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」は8月27日まで世田谷美術館にて開催しています。

(紹介するのめちゃくちゃぎりぎりになってしまって悲しい、心からすみません。)

お土産の図録、ポストカード、グリーティングカード。図録のデザインが素敵で一目で購入しました。お値段も1800円くらいで図録にしてはお手頃で買いです。


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