ドラマnote「コントが始まる」#3

2話のレビューをすっ飛ばしてしまいましたが…。今回の3話は心に響くものが多かった回でした。

春斗と兄、そして中浜姉妹と、今回は兄弟姉妹にスポットライトが当たった回だったように思います。

真面目な人ほど崩れやすい

真面目な人ほど、簡単に崩れてしまうって本当に実感します。以前聞いた話で、竹ってすごくしなるからどんなに強い風になぶられてもなかなか折れないと聞いたことがあります。どんなに真面目でも硬いと折れてしまう。しなやかさがあれば折れることはないという話です。私は結構価値観でがんじがらめになるタイプなので、この話を聞いてから自分も柔軟な思考を持ちたいと思うようになりました。

今回のストーリーでも、里穂子や春斗のお兄ちゃんが真面目さゆえに、折れてしまったのかな…と考えさせられました。お姉ちゃんを必死でお世話していたつむぎちゃんが可愛かったです。お布団ごと窓際に引きずっていってセロトニン浴びさせる図がなんともシュールでした笑。　

ファインプレー！オチへの華麗な流れ

潤平が玄関で足を洗うと騒いでいたくだりがあり、その後里穂子の話を聞いてしんみりなったところで足を拭いたタオルが登場し笑いを誘い、最後に奇跡の水のコントに戻り、「お兄ちゃん、足洗ってー！」にかかってくる。あまりに華麗な運びで目を奪われました！

毎回、その日の話の中で小さな伏線を散りばめたり、これがここに繋がっていたのかと1話の中で完結させていて見ていて気持ちいいです。ドラマ全体の伏線ももちろんですが、全体で話をつなげながらも、その回ごとで見せたいテーマがはっきりしていて、それを色々な視点から映しているので、意図がよく伝わってきます。今回も本当に細かいところまで工夫がなされていました。

余談:どこかリアルな飲み会がよい

そして、前回からちょこちょこ中浜姉妹とマクベスで飲むシーンがあるんですが、この方々の飲み会ってリアル感が凄いある気がします笑。美男美女だということを除いたら、脚本ももちろんですが、空気感とかすごい生感でした。もう毎度思うんですが、仲野太賀さんめちゃめちゃよいー！好きです笑。