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映画「騙し絵の牙」レビュー:騙された時の爽快感!

予告編を映画館で見た時に絶対に見ようと心に決めていた大泉洋さん主演の「騙し絵の牙」。先日観てきました!予告編がかなり印象的な作品でもあったので、これから観に行くか迷っている方の参考になればと思います。

近頃騙され足りない方必見です。

最近見ているドラマや映画のチョイスが、どんでん返しすらも最初からお見通しなお決まり系ばかりになってしまっていました…。そのせいか黒幕も、内通者も、展開も全然驚くことがなくて、すっかり騙された!ということがなかなかなくなっていたんですよね。

だから、劇場で完全に騙された時の私の心境は、すっごくすっごく、楽しかったです!最初はなぜか見抜けている気でいたのですが、全然そんなことはなく、普通に騙されました。私がこの人怪しいなーなんて思っていた人が全然空振りだったり。私なりに疑っていたところはことごとく外れ、久々に騙される爽快感を味わうことができて、見ていて楽しかったです。観るときは、絶対見破ってやる!という心意気で見ると、あえて外れた時の面白みが増しそうですね。

予告編とのギャップはややある

とはいえ、予告編を見た時のイメージと、だいぶギャップがあるような気がして、後でもう一度予告編を見てみました。「全員が嘘をついている」とか「ラスト15分衝撃の結末」といったフレーズが印象的ですが、私からすると、これはこの映画の芯からはややずれているように感じます。

というのも、最後まで見てみて、衝撃の結末感は正直感じていなくて。結末の衝撃よりも、速水という人物の面白みを感じるような結末なのかなあと解釈しました。また騙し合いというより、なんといっても大泉洋の策士っぷりが魅力の作品だと感じるので「全員が嘘をつく」騙し合いバトルみたいなものを期待していると、少し期待外れかもしれません。ただ、映画としてはとても面白いです。特に大泉洋さんが好きな方は必見の映画です。私は個人的に中村倫也が当たり役だなあと思って見ておりました。

まとめ

最近、大衆的なラブコメしか見てないような方には特に刺さりそうです!久々にしっかり騙してくれる映画に出会い、爽快感を味わうことができました!これをきっかけに大泉さんの過去作もどんどん見たいなあと思いましたね。まだ見ていない方はぜひ劇場で。

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