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「全国最中図鑑」42 火山桜島もなか(鹿児島県鹿児島市)

鹿児島のシンボル・桜島は、北岳・南岳から成る複合活火山で、年間200万人の観光客が訪れる鹿児島屈指の観光地。今も噴煙を上げ、灰を降らせ続けている世界的にも珍しい火山だ。周囲約50キロ以上、面積約80キロ平方メートルで、名前のとおり元は島だったが、大正3年の大噴火で対岸の大隅半島と地続きになった。
誕生したのは約2万6千年ほど前。日本の火山の中では比較的新しい火山だが、有史以来頻繁に噴火を繰り返してきた。噴火の頻度は数週間に一度のこともあれば1日に2、3回の時もあり、鹿児島のニュース番組では毎日降灰の予報が流されている。
「火山桜島もなか」はそんな桜島を模したもなか。皮は国内産の餅米を焼いたもので、味にこだわったあんに地元阿久根産のぼんたん餅がたっぷり入っていて、かなり食べ応えがある。
袋にかけられた赤いタスキの帯は、噴火する火山の炎を表しているそうだ。

もなかや ばあちゃんげぇ
鹿児島市中央町1 アミュプラザ鹿児島B1


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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。


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