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「全国最中図鑑」13 貝がら節もなか(鳥取県鳥取市)

鳥取市の浜村海岸では、昔、板屋貝が大量に獲れていた時期があった。その頃、漁師たちが作業しながら唄っていたといわれる民謡「貝がらぶし」。板屋貝の不漁と共に忘れられていたが、昭和初期の民謡ブームを受けて復活し、また地元で歌われるようになった。
浜村温泉「貝がら節の里 旅風庵」から徒歩10分ほどの場所にある菓子店みどりやが、この歌にちなんだ最中を売り出した。皮は二枚の貝合わせの形になっていて。小倉あん、生姜味の白あん、柚子あんの3種類の味がある。3種ともそれぞれ個性を生かした味だが、特に生姜味の白あんが美味しい。

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みどりや
鳥取市気高町勝見662-11



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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。


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