秩序の敏感期
4才の女の子と一緒に色鉛筆を使おうとしたら、
「ここに何入ってた?」
消しゴムと鉛筆削りが入っていた場所について聞かれました。
そして「今度はちゃんと入れてきてね」という言葉に
・言葉で説明できる段階の
・消失に向かおうとしている
『秩序の敏感期』
を感じ、ジワリました。
【いつもと同じ】
【あるべき場所にあるべきモノがある】
に安心する
【秩序の敏感期】
とくに幼児期前半、3才までの子どもたちにとって、覚えたばかりの世界の配置や順序を変えられるのは混乱の極み。
”子どもは秩序が混乱している状態では生きていけません。無秩序は子どもを苦しめるからです。
その苦しみは泣くことによって表されます。死に物狂いに泣いて、そのたかぶりが長くつづきついには、本当に病気ではないかと思う様子さえ示すことがあります。”
(マリア・モンテッソーリ 『幼児の秘密』 P.65 日本モンテッソーリ教育綜合研究所)
この秩序の敏感期のピークと自己主張の始まりである”イヤイヤ期”が同時に襲来すると本人も大人も大変な思いをするのですが、子どもの発達にはすべて道理があるのです。
”ものごとの秩序とは、環境におけるものの位置を知っていること、それらの一つ一つがある場所を覚えることだといえます。
つまり、環境において自分の位置を確かめること、環境のどんな細部をも把握することだと言えます。
子どもの精神が必要とする環境とは、よく知っていて、目を閉じても歩きまわることができ、手を伸ばせば探しているものをすべて見つけられるような環境です。
そして、幸せに生活できる穏やかな場所です。子どもたちが考えている「秩序への愛」とは明らかに、私たちが考えて、生気のないことばで表現するそれではありません”
(同 P.69)
役目を終え、穏やかに去り行く敏感期の後ろ姿を垣間見た出来事でした。
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