モンテッソーリ大人と子どものスクール

成長の道筋を知っているのは子ども自身。 大人はその道を整えよう。 そしたら世界はもっと…

モンテッソーリ大人と子どものスクール

成長の道筋を知っているのは子ども自身。 大人はその道を整えよう。 そしたら世界はもっと良い場所になる。 Follow the child🌈 AMI幼児教師(NMF 🇮🇳 2012) AMI小学校教師(CISM 🇮🇹 2015)  保育士 (🇯🇵 2024)

最近の記事

2才から世界を学ぶ 土と水の地球儀

モンテッソーリの教具を使うと、なんと2才から地理を学ぶことができます。 地球の表面を ”土”のある場所”  と ”水”のある場所” に分けただけの、これ上なくシンプルな自然の形態。  サンドペーパーの貼ってある「ざらざら」のところが土 それ以外の「つるつる」のところが水です。 まだ言葉よりも五感で世界を探索する子どもたちの 「何でも触ってしまう」 習性が生かされる学び方です。 2才の子どもたちがすでに体験して知っている”土”と”水”で世界を見せてしまうモ

    • あなたのモンテッソーリは誰のモンテッソーリ?

      AMIモンテッソーリ小学校課程のトレーナー、フィリス・ポティッシュールイス先生のご経験を1つにまとめた集大成のような本です。 70才で小学校の先生を引退されるまでも、されてからも、クラスを担任する傍ら、世界中をトレーナーとして、コンサルタントとして、また試験官として飛び回っていらっしゃいました。 私は先生が70代後半~80代前半のレクチャーに横浜で3度、3年ごとに参加し、講義内容はもちろん、お会いするごとに若返っていく先生にも魅了されずにはいられませんでした。 先生のも

      • 秩序の敏感期

        4才の女の子と一緒に色鉛筆を使おうとしたら、 「ここに何入ってた?」 消しゴムと鉛筆削りが入っていた場所について聞かれました。 そして「今度はちゃんと入れてきてね」という言葉に ・言葉で説明できる段階の ・消失に向かおうとしている 『秩序の敏感期』 を感じ、ジワリました。 【いつもと同じ】 【あるべき場所にあるべきモノがある】 に安心する 【秩序の敏感期】 とくに幼児期前半、3才までの子どもたちにとって、覚えたばかりの世界の配置や順序を変えられるのは混

        • 見立て8型講座

          先月、通年でオンライン受講していた、対人援助職向けカウンセリング講座の"特別編"に参加するため、東京へ行ってきました。 県外へ出るのは #3年ぶり !!! カウンセリングを行う精神科医高橋和巳先生の「見立て8型講座」は、 傾聴によるカウンセリングで ・脳機能障害のある・なし (B軸; Brain function)  ー統合失調症、認知症、高次機能障害、「軽度」知的能力障害、ASD ・愛着関係成立のある・なし (A軸; Attachment)  ー愛着否認、著しい愛

          今年はモンテッソーリ小学校教具をつくるぞ!

          皆さま、あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします😊 《シンプルな動物の分類≫ 《Simple Classification of Animals≫ 小学校課程の活動ですが、字が読めれば年少さんでもできるかも。質問カードの下に本当は絵カードを置いていきますが、絵カードがなければ文字でも代替できそうです。 久しぶりにこの提示をやってみて、幼児期に生活の中で身近な生き物に触れていること(メダカなど小動物を飼ったり、野菜を育てるなど植物の世話をしたり)の重要性を

          今年はモンテッソーリ小学校教具をつくるぞ!

          子どもが先生

          子育てママのセルフケアワークショップ2回目も終了しました。 今回のワークショップ、モンテッソーリ部門でお伝えしたかったのは 「子どもは一日中働いている」 というモンテッソーリが見つけた子どもの本当の姿。 今日来てくれた2才の子がまさにその姿を見せてくれました。 これまでも、これからも、やっぱり子どもが先生。 #モンテッソーリ #2才 #イヤイヤ期 #赤ちゃんのいる暮らし #子どものいる暮らし #お絵描き #ホワイトボード育児 #文字 #子育て #子育てママ

          自分を大事にすることが、子どもを大事にすること

          今日の相談室で聞いた一言。 ひとり時間に銭湯へ行ったり、森林浴へ出かけてスッキリされたそうです。 SNSパトロールはセルフケアにならないんですよね、むしろ逆🏴‍☠️☠️💀 子育てにフルコミットするためのセルフケア 子どもの発達の欲求に応えられる自分でいるためのメンテナンス お子さんたちの様子を伺うと 「この子たちスクスク育っているなと思います」 とおっしゃっていました✨ ♨️🌳♨️🌳♨️🌳♨️🌳♨️🌳 ママが笑顔になるセルフケア モンテッソーリ×アーユルヴェ

          自分を大事にすることが、子どもを大事にすること

          モンテッソーリ子どもの環境チェックリスト

          今度のワークショップ用に @hasta_ayurveda さんのご提案でチェックリストをつくってみました! ”モンテッソーリ子どもの環境チェックリスト” ☆モンテッソーリのチェックリストに入る前に、子どもたちが安心できる環境づくり 2項目 ☆乳児編 ー誕生~歩く前ー 12項目 ☆幼児編 ー歩き始めたらー 12項目 の計36項目になりました。 どうしてそんなことが大事なのか、WSで詳しくお話しますね。 ご参加できないかたはぜひこちらの本をぜひ読んでみてください!

          モンテッソーリ子どもの環境チェックリスト

          どうしてモンテッソーリは筆記体なの?&小学校でパソコンを使わないの?

          モンテッソーリの”文字の教具”は筆記体です。(ブロック体も売っていますが) トレーニングセンターでも筆記体を使うよう教わるので、私も筆記体の砂文字と動かせる文字を購入しました。 でもなぜなのかはよくわからず、ブロック体でもいいのかな?と思ったりもしていました。 モンテッソーリ小学校の教師歴38年のトレーナー、フィリス ルイス-ポティッシュ先生が本の中で詳しくなぜ筆記体なのか、1章を割いて説明していたのでいくつか紹介します! (Phyllis Pottish-Lewis

          どうしてモンテッソーリは筆記体なの?&小学校でパソコンを使わないの?

          いつ、どうやって、学ぶのかが肝要

          モンテッソーリスクールで「書く」は2才からその準備をはじめ、 だいたい4才前後に「書く爆発」が起こります。 (「読む爆発」の前に!) 少し前になりますが、3才の女の子とチラシで箱を作りました。 この指の柔軟性! ”「6,7才の子どもはすでに貴重な運動の敏感期を過ぎてしまっています」  児童期に入ると、幼児期に可能な直接・間接的な書く準備の恩恵を受けられず、辛い訓練を要します。 児童期のすでに柔軟性を失った手の筋肉では  「新しい動かし方を修得するために不自然で

          いつ、どうやって、学ぶのかが肝要

          上の子かわいくない問題

          私自身がそんな”上の子”の当事者だったので、トラウマケアを受ける前は、目にするのも耳にするのもなかなか辛い現象でした。 ・小さい子に目が行くのは、危険を避けるという点でとても自然なこと。 ・小さいほど日々の成長や変化も大きいので、下の子の「できた」の方が気がつきやすい。 ということは当然あると思います。 意識しないと「上の子はできて当たり前」「お母さんの役に立って当たり前」になってしまう。 一方で、モンテッソーリの提唱した子どもの特質の一つ「吸収する心」から私が考え

          子育てママのセルフケア

          11月に金沢市内で「子育てママのセルフケアワークショップ」を行います✨ おしゃべりに、子育ての息抜きに、お気軽にご参加ください❣️ 🤲アーユルヴェーダ ・サロン ‘ハスタ’ @hasta_ayurveda のマサエさんと簡単にできるセルフケア🤲 👶モンテッソーリの「吸収する心」「敏感期」というキーワードから、幼児の謎多き行動の意味を探る(?_?)👶 そんなお話もできればと思います😊 お申し込みはこちらからお願いします。 https://www.hasta-ayurv

          子どもファースト!?私の気持ちはどうなるの!?

          学童保育で働いていた時の話です。自閉症の子がいたので、県の委託で特別支援グループの先生の巡回指導がありました。 自閉症の子に見えている世界、定型発達の子にはない不安、安心できる物的・人的環境づくりに教えてもらいました。 なぜこんなに毎日トラブルが起きるのか(喧嘩したり、泣き叫んだり、出奔したり、etc)先生の説明になるほどと納得し、支援の道筋が見えた思いでした。 ところが一人の職員にとってはそうではありませんでした。その職員は日頃から子どもとも職員ともトラブルが起きやす

          子どもファースト!?私の気持ちはどうなるの!?

          「子どもファースト」にできない親の傷つき

          昨年の7月から、内的家族療法(Internal Family System;IFS)という、家族療法が専門のアメリカ人心理学者リチャード・シュワルツ博士の考案したトラウマケアの講座やカウンセリングを受けてきました。 今年の4月に講座とカウンセリングが一旦終了して、いまは次回WS講師の重野さんのカウンセリングを定期的に受けています。 セッションは心理教育がベースで、激しく感情が揺さぶられたときや感情をひきづってしまっているとき、自分の心身に何が起こっているのか、またどんな風

          「子どもファースト」にできない親の傷つき

          自分の成長もあきらめないお母さん ~モンテッソーリなんでも相談室~

          うまくいかないのを子どものせいにして、 他の家族のせいにして、 保育園や幼稚園のせいにして、 学校のせいにして、 社会のせいにして、 自分を正当化することもできるし、 私はできることをやっている、 これ以上どうしろと? と開き直ることもできる。 そもそも時間が過ぎれば、ほとんどの問題は過ぎ去ってゆき、 子育ては時の経過を待ってやり過ごすものだ、と感じることもある 相談に来てくださるお母さんたちにも、そういう時がきっとあるし、時に必要なことだと思います。

          自分の成長もあきらめないお母さん ~モンテッソーリなんでも相談室~

          ピンクタワーから眺めるモンテッソーリメソッド

          本アカウントのアイコンにも使っているピンクタワーについてご紹介します。 2才前から使い始めて、小学校の中頃ぐらいまで、モンテッソーリの教具の中でも長く使われる教具のうちの一つです。 たった10個のピンクの立方体ですが、このシンプルさゆえの多様な用途には、モンテッソーリのエッセンスがたっぷり詰まっているように感じます。 ピンクタワーに秘められた子どもたちの遊びを通じた学習と運動。 その仕掛けを紐解き、日常生活に活かせるエッセンスも抽出していきたいと思います! ・繰り返

          ピンクタワーから眺めるモンテッソーリメソッド