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#108 専売特許のサウンド ジョージ・シアリング『ホワイト・サテン』

#ジョージ・シアリング は盲目のピアニストで、ジャズ寄りのイージー・リスニング(もしくは、イージー・リスニング寄りのジャズ)をたくさん録音し、人気を博しました。長生きもしました。

特徴として、ヴィブラフォンとピアノを重ねるサウンドは、彼が発明した、と証明するのはむつかしそうですが、彼が全面に押し出して、彼独自のサウンドとして認知されました。

ちょっと常人には思いつけない組み合わせです。ピアノのカチッとした圭角がヴィブラフォンでそがれるようと考えるからです。僕の耳には、すごく古い感覚に聞こえますが、それは、逆に懐かしいほっとした気持ちにもさせてくれます。

アレンジは、オーケストラ伴奏あり、ラテンあり、ジャズありの、なんでもありです。好きな曲が入っているかどうかで決めてしまってもいいのだと思います。輸入CDは『ブラック・サテン』と組み合わされて22曲も入ってます。

余談ですが、こういったイージー・リスニングのCDの復刻はあまりよくないことが多いです。おそらく「芸術」というよりかは「消費される商品」としてみなされていて、マスターテープの管理もよくないし、CDに復刻する側も本気でやっていないのではないでしょうか。ちなみに、こういうのを結構まじめにやるのは日本人だと思います。

このCDもあまり音がよくありません。おそらくLPはもっといい音なのでしょう。ジョージ・シアリングもそうですが、スタンリー・ブラックとか、レイ・アンソニーとか、マントヴァーニとか、イージー・リスニングのレコードを老後に収集し、好きな時にかけるのが、ささやかな僕の夢です。

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