mono (音楽の思い出)

心に残った音楽を、愛を込めて、自分の言葉で語ってみようっと。

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"ごちゃまぜ"名盤ランキング100 selected by mono

■ごちゃまぜランキングに込めた想い 今までご紹介した100枚からランキングをつけてみます。タイトルをクリックすると記事へ飛ぶことができます。 見ていただければわかるように、ジャズもクラシックもポップスもごちゃまぜのランキングです。ここにはジャンル関係なく、音楽を縦横無尽に聞いてほしいという想いがこもっています。 芸術作品に触れると、最初は作品のことばかりを考えていますが、さらに考え続ける、「それに感動する自分とは何者か」というところにたどり着きます。そうなると、ジャンル

    • #159 スカスカでもいいんです『ハーフ・ノートのリー・コニッツ』

      このアルバムが好きなのです。 客観的にみて、あまり優れたところがなさそうな演奏だけれども。 このアルバムは「発掘もの」の一つで、自慢じゃないけれど、僕はこれを新譜の時に買った。 #リー・コニッツ はすでに好きでしたし、 #ウォーン・マーシュ も好きだった。さらには #ビル・エヴァンス まで参加していると来たもんだ。正直、世紀の大発見だと思った(後年、この組み合わせはほかにアルバムがあることを知る。情報が乏しいというのも、ある意味幸せなことだなぁ)。 聞いてみてびっくり

      • #158 40周年版の『EACH TIME』

        #3月21日 は 故 #大滝詠一 師匠へのお布施の日。 毎年何かしらが発売されます。今年は、師匠の最後のアルバム、『EACH TIME』の40周年記念版。 『EACH TIME』はどれも、少しずつ曲順やアレンジが違っていて、基本形はCD選書盤ということになりますが、今、すこし音圧が低いのが気になる向きもいるでしょう。 20周年版以降は、 #稲垣潤一 に提供した「バチェラー・ガール」が含まれるようになって、これも捨てがたい。30周年版もカラオケが付いていい感じ。 ただ、

        • #157 恐れることなかれ『サブコンシャス・リー』

          #リー・コニッツ は玄人好みのジャズマンと昔から言われていて、それは今も変わりはないと思うけれど。 それを、初心者の頃に意気揚々と聞いていたのだから無知というのは怖い。 でも、よく聞いていたのは『アット・ストーリーヴィル』であって、この『サブコンシャス・リー』は、ジャケットはかっこいいものの、あまり「聴きこむ」ほどは聞いてなかった。 ジャケットはめちゃくちゃかっこいいんだけれど、音質が少し嫌だった。録音年代が古いのに「やけに鮮明」で、「やけにリヴァーブがきれい」なので。

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        記事

          祝・またポップをいただきました。

          また、こちらの記事で、上のようなポップをもらいました。ありがとうございます。ぼちぼちと頑張ってゆきます。 #日記 #コラム #スキしてみて #音楽 #音楽レビュー #ジャズ #jazz #名盤 #名盤紹介 #毎日更新 #毎日note #note毎日更新 #毎日投稿 #買ってよかったもの #音楽好きな人と繋がりたい #音楽好き

          祝・またポップをいただきました。

          #156 うーん・・・ マルサリス『スタンダードタイムvol.4』

          #ウィントン・マルサリス による、 #セロニアス・モンク の作品集。 いったい、ウィントンは、モンクのどこに惹かれたのでしょうか。それがさっぱり伝わってきません。 耳入ってくるのは、モンクらしい珍奇なアンサンブルの完璧さ。確かに、モンクの初期の作品は、こういった面白いアンサンブルを聞かせるものがたくさんあります。 けれど、それはモンクの本流ではないと考える僕は、「そこじゃない!」が半端ありません。 ほかのメンバーもどことなく、生気がない。また、ウィントンの悪癖であるコ

          #156 うーん・・・ マルサリス『スタンダードタイムvol.4』

          #155 これは!・・・ マルサリス『スピリチュアル組曲』

          #ウィントン・マルサリス のたぐいまれな才能と、その才能がうまく発揮できもどかしさ、これにやきもきする気持ちこそ、この人の音楽を聞き続ける醍醐味なのかもしれないですね。 きっと、いつか大爆発するに違いない、と信じながら、ずるずると、僕も聞き続けてしまっています。 そんな中、これはかなり「いい線」行ってるのではないかと思いました。 このアルバムは、僕の高校時代に出て、今はなき「 #スイングジャーナル 」で、素人と評論家で意見が真っ二つになっているのを見ました。 日本のタ

          #155 これは!・・・ マルサリス『スピリチュアル組曲』

          #154 これも・・・ マルサリス『スタンダード・タイム vol.3』

          #ウィントン・マルサリス の傍若無人の振る舞いに、サイドマンがキレ、ついに父親の #エリス・マリサリス が呼び出された、かどうかは知りませんが。 父親を目の前にして、ウィントンマルサリスも気持ちを入れ替え、気合の入った演奏を見せると思いきや。 全く全く全く全く全く全く何の変化もないです。お上品なクラシック的ジャズのオンパレード。 あまりの変化のなさを危惧したプロデューサーが、あわてて、陽気な1曲目を録音したんじゃないかと思えるくらいです。 そう考えると、どうやら父親自

          #154 これも・・・ マルサリス『スタンダード・タイム vol.3』

          #153 これは良くない マルサリス『スタンダード・タイム vol.2』

          先日初めて聞いて、絶賛した #ウィントン・マルサリス 。 上記記事にも書いてますが、集中的に聞いているので(そういう魅力が確かにある)、基本的には、好きな盤しかか書かないスタンスですが、せっかくなので、書いてみようと思います。 結論から申しますと、この『スタンダード・タイム vol.2』はよくないです。『vol.1』で感じられた違和感の部分、すなわち、サイドンマンの生気のなさが、リズムの生硬さが、とても強調されていて、 ジャズ的な熱気に極めて乏しいです。ベースが小さいと

          #153 これは良くない マルサリス『スタンダード・タイム vol.2』

          #152 名盤じゃん!! ウィントン・マルサリス『スタンダード・タイム vol.1』

          食わず嫌いしていた、 #ウィントン・マルサリス 。 僕がジャズを聴き始めた1990年代ころは、ジャズ・ジャーナリズムは賛否両論で、「否」の意見の方が印象に残ってますね。結構うまく批判をしていましたし、 #後藤雅洋 さんの「メタ・ジャズ」というフレーズは、真実はどうであれ、ウィントンの音楽を僕の中で定義づけるのに十分でしたね。 それよりずっと後に読んだ #村上春樹 の批評は、ウィントンの音楽を批判しつつも、期待を常に寄せているという点で、とても面白いものでした。 けれど「

          #152 名盤じゃん!! ウィントン・マルサリス『スタンダード・タイム vol.1』

          #151 アニメで見る「利口な女狐の物語」

          #ヤナーチェク が作った、輪廻転生描いたようなオペラ。 タイトル通り狐が主役。最終的には猟師に打ち殺されるんですが、数年後、その猟師の前に、その女狐の子供がまたあらわれる、といった筋書き。 #マッケラス と #ルチア・ポップ の定番の演奏でじっくり聞いたことがあって、その時はその音楽の美しさにいたく感心したものです。 ただ、主役が主役なので、人間が演じると、ことごとく滑稽なのでしょう。それで、このアニメーション化が考えられたのかもしれません。BBCが企画しました。 #

          #151 アニメで見る「利口な女狐の物語」

          #150 だら~っと続く気持ちよさ マイスタージンガー

          #ワグナー はいろいろ苦手です。苦手ですが、とても無視できないくらい、巨大な作曲家で、その影響力というのは、きっと #バッハ や #モーツァルト に並んでしまうんでしょうね。知らんけど。 この方は、自覚しているかどうかわからないですが、非常にメロディメイカーでして、そのメロディを聞くと、なんだか、心の底から鼓舞されるものがあります。 でも、そのメロディって、序曲だったり、オペラのほんの一部だったりするわけです。肝心の「オペラ部」になると、これまた一見「退屈」なのですが。

          #150 だら~っと続く気持ちよさ マイスタージンガー

          #149 一回性の体験としてのセシル・テイラー『アキサキラ』

          ずっと聞いてみたくて、聞いてみた。セシル・テイラーは #フリー・ジャズ を代表するピアニスト。 #日本 でのライブ演奏。一見、めちゃくちゃな演奏です。有名なジャケット。 フリージャズもいろいろあるけれど、何かしら制約を設けているのが常。 でも、 #セシル・テイラー は、制約というのは「楽器」だけといった趣。あとは、秩序もなければ、哲学もない、宗教もない、民族もない、感情もない、波もない、本当に文字通り、制約のない「フリー」な演奏に感じます。 クラシックでいうと #ヴァ

          #149 一回性の体験としてのセシル・テイラー『アキサキラ』

          #148 Jポップの礎『SONGS』

          #大滝詠一 の作ったレーベル、ナイアガラの第1弾として、エレック・レコードから発売された #シュガーベイブ による『SONGS』です。 大滝詠一師匠が、プロデュース、レコーディング、マスタリング、すべて行っています。オリジナルの音は、とっても素朴な音で、逆に、このグループのこの時点での新しさというのが逆に伝わるという感じです。 シュガーベイブのメンバーは #山下達郎 #大貫妙子 など、そうそうたるもの。その中で、やはり、山下達郎の楽曲や声は、好みを差し置いても、一つ頭抜け

          #148 Jポップの礎『SONGS』

          #147 三浦大知がいた Folderというグループ

          #三浦大知 は、全くもって、神童タイプでして、かつてはFolderというグループに所属してましたよね。 変声期となって、Folderを抜けて、残りの5人で、Folder5として再結成、それもまもなくヒットしました。#安室奈美恵 と #MAX の関係にも似てます。 今でも、ちょっと小難しい曲で、でもキレキレにダンスする姿を見ると、なんかうれしくなります。 アルバムは2枚出ていて、1枚目はジャケットもかっこいいし、曲も粒ぞろいでとてもいいですよ。 #日記 #コラム #スキ

          #147 三浦大知がいた Folderというグループ

          #146 GLAYのTAKUROがイージー・リスニング

          TOKYO MXの東京マーケットワイド(株の番組)を見ていました(noteさん、応援してるよ!)。 前場が終わって、休憩の時間に、ちょっと素敵な静かな音楽が流れてきたんですね。左上に、その出典のCDが書かれていたのですが、アーティスト名「 #TAKURO 」と。 TAKURO? #GLAY のTAKUROですか?調べてみるとその通りみたいでした。 ウィンダムヒルのようなイージー・リスニング。ギターやピアノ、弦楽器・管楽器が静かな音楽を奏でてます。ピアノで作曲したそうです

          #146 GLAYのTAKUROがイージー・リスニング