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#116 ゲット→売却→またゲット ジャン・アラン『スイート・アンド・ラブリー』

昔から、音楽は「質より値段」という性格で、バーゲンなどがあったら、知らないミュージシャンでも、物怖じせず買ってしまうところがありました。

このCDも、高校時代に1000円で買ったものです。今見ると、いいジャケットだと思うのですが、当時は、なんかみんな年寄りっぽく見えて、期待が持てませんでしたね。

#ジャン・アラン というトランぺッターは知らなかったですが、レーベルが、スウェーデンのドラゴンというところで、そこは知っていたので、そこに期待を抱きました。

内容は、なんというか、地味に感じました。ドラムがいないので、静かな印象です。チェット・ベイカーが晩年好んだ、ドラムレスのトリオに近いでうすかね。

だんだんと聞かなくなり、一度売っちゃいました。

けれど、不思議なことに、この歳になって、時々思い出すんですよね。「天国への7つの階段」のフレーズなんかも印象的で。

マイナーな盤なので、YouTubeでも聞けない。中古市場も、やや値段が高め。ずっとウォッチし続けて、やっと最近安価で出てるのを見て、買いなおしました。

全体の印象は変わらないのですが、細部を聞きこむと、やっぱり面白いです。ドラムがいないので、ギターとトランペットがかなり密接に関係しあっているのがよくわかります。最近は、自分のデスクの前にあるスピーカーで音楽を聞くことも多いですが、そうすると、彼らのプレイがよく伝わってきます。

はったりのない実力者たちの演奏だということがよくわかります。しみじみジャズっていいなぁと感じさせてくれる盤です。

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