モンキータイム

妄想の日々

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メソポタミアラプソディ

古代メソポタミア文明が栄えていた、 チグリス川とユーフラテス川の間にある 広大な土地。 この場所から古い古い石板の 古代書が発掘されました。 人々は歓喜し この石板に書かれた文字の 解析を始めました。 この石板には いったい何が記されているのだろう。 発見された石板は 全部で五つ。 うち二つは三角の形をしており 残り三つは四角の形をしていました。 長い長い年月が過ぎ ようやく古代文字は紐解かれ その内容が 世間に発表される時がきました。 ある学者『この五つの石板

    • アンダーアーマー戦闘服

      私はオシャレが苦手だ。 着る服には無頓着。 それには訳がある。 私は昔ゴスロリが好きだった。 フリフリのスカートに フリフリのシャツ。 自分が好きならいいと思っていたし 自分の選ぶ服に誇りを持っていた。 あの日、一番の親友が 私と私の服を 裏でバカにしていた事を知るまでは。 誰にバカにされてもいい。 後ろ指をさされてもいい。 でもあなたにだけはわかって欲しかった。 服を理解してもらいたかったんじゃない。 ただ、『好きな服を着ている私』 を 理解して欲しかっただけ

      • 38.7℃

        日本の某所にある アンドロイド研究所Mでは 今日もアンドロイドの研究が 静かに静かに進んでいるのでございます ここはこうだろ そこはああだろ いやおかしいだろ いかにアンドロイドを 人間に近づける事が可能であるか その研究にたくさんの人間が 切磋琢磨しながら 打ち込んでいるのでございます 数々の挑戦と失敗をくりかえし 試作のプロトタイプAから始まったこの研究は 幾度も試行錯誤を重ね ついに完成まであと一歩というところまで こぎつけたプロトタイプRは 人間の脳を移植さ

        • なめく路

          あわただしく 流れていく日々の中でふと 自分が踏んできた道を振りかえる夜がある それは白くも黒くもなく 薄く淡く  ハッキリとした色づきのない半端な灰色をしていて そこに まるで蛞蝓(ナメクジ)が通った後のようなあとが蛇行して残っている ヌルヌルとして水気をおびた者が 確かに刻んできた跡(あと) 歩んできた道というよりも 這いずり進んできたような痕(あと) その 道と呼んでいいのかさえわからない跡は まさに蛞蝓(ナメクジ)が 己が雫を落とし ぬめりこすり削りながら

        メソポタミアラプソディ

          右足ニューバランス574(ゴーナナヨン)

          久しぶりに靴を投げて お天気占いをしました 「明日、天気になぁ〜れっ!👟✨」 彼は 私が思っていたよりも 勢いよく飛んでいき 川にダイレクト•ダイブして シュールに流れていきました 本気で 追いかけたけど 川をハイスピード•どんぶらこ さようなら  私のニューバランス574(買って2ヶ月)👟 マジごめん  私のニューバランス574(お正月セール品)🎍 つらいよね 残ったニューバランス574 (展示されてた左足側)👟 だるいよね 左足でケンケン (久しぶり)🦵

          右足ニューバランス574(ゴーナナヨン)

          【創作童話】虹色レモン

          はじめまして。 私はレモンの木です。 毎年この季節になると 私の体には たくさんのレモンの実がなります。 そのたくさんなる実の中に 毎年ひとつだけ 七色に輝く実がつきます。 虹色レモンです。 このレモンには不思議な力があります。 このレモンを食べると 必ず笑顔になるんです。 つまり、私は毎年必ず、 1人を笑顔にさせているんです。 すごいでしょ。 今年もたくさんの実がなり、 もちろん、虹色レモンも1つなりました。 今年は、生意気そうでいて、 でも目をキラキラさせ

          【創作童話】虹色レモン

          敢えて深淵を覗く

          あなた が あなた でいられるのは あなただけの力ゆえ だろうか あなたの道を あなたの道たらしめる あなた以外のモノ を軽んじすぎてはいないか あなた は あなた だけでは あなた たらしめない あなた ひとりでは あなた というベクトルすら 存在し得ない どこぞの わたし がいなければ どこぞの あなた はいない わたし がいるから あなた であり あなた がいるから わたし である 自己 が あるのは 他己 が あることを認識しているから それでは 自分以

          敢えて深淵を覗く

          突然 戦うことを決めた日

          例えば小学生の頃は トイレで大をすることは ひとつの罪だった 誰かに見つかった日にゃ 「ウ◯コマン」みたいなあだ名を 付けられたり そうじゃないにしろ 「あいつ、してたぜ…ヒソヒソ」みたいに 陰口を叩かれたりする 僕はある日 どうしても お腹の調子が悪くて 授業中にトイレにいった トイレは隣のクラスの真ん前にあって トイレに入る様を 隣のクラスのみんなが ニヤニヤしながら凝視してきた トイレから出ると 隣のクラスのみんなと目が合わないように 下を向いて我が教室に帰る

          突然 戦うことを決めた日

          拝啓、夢の国様。お正月料金エグい。

          拝啓、夢の国様 いかがお過ごしでしょうか。 私があなたに会いにいかなくなって もう長い月日が流れました。 チュロスを買ってベンチで食べていたら、 それを見た通りすがりのめちゃくちゃイカつい外国人に 『それはドコで買えますか?』とたずねられたので 『チュロス屋さんがそこにありますよ』と親切に教えたのに 『ノーノー!それそれ!ブーツ!』 と言われて 夢の国で履いてる靴の販売元を知りたいかねと思いましたが 『あ、この靴はクラークスです』と教えたところ 『ノーノー!わからないかな

          拝啓、夢の国様。お正月料金エグい。

          あ と

          色々な事が組み上がっていく 自分の意思とは裏腹に 自分の意思で組み上げたはずなのに 仕上がりが予想の遥か上 足音が聴こえてくる それが 喜び なのか 哀しみ なのか 来てくれないことには 触れてみないことには わからないシステム 一見 喜び 触れてみれば 哀しみ 一見 哀しみ 触れてみれば 喜び その時わからなくて 後から わかる事が好きだ 後悔は 喜びよりも 記憶に残る 忘れやすい自分からすれば それが傷だとしても 残っていることは 大切 だと思いたい 傷

          親愛なる者たちへ

          あるいは あなたは なぜ と思うだろう あるいは あなたは 憮然 と去るだろう あるいは あなたは 飄々 と装うだろう あるいは あなたは 上品 に笑うだろう この身を裂いてでも 見たい先があり 木の実を割いてでも 見たい先がある 理解しようがないと思う でも そうせずにはおれなかった 思いつきの 衝動 ではないこと だけが救いなのかもしれない 大切 を犠牲にしてまで見たい 研ぎ澄まされた先を 研ぎ澄まされた先々を わたしに見せては くれぬか くれぬか ああ、

          親愛なる者たちへ

          佰圓均一(ヒャクエンキンイツ)トランク

          ふとおもう。 あなたが車を所有しているとして その車内に 百円均一店 で買った品が 存在している もしくは存在していた歴史が あるか否か たぶん ある たぶんだけど それはウェットティシューなのか ドリンクホルダーなのか キーホルダーなのか グミなのか 輪ゴムなのか ボールペンなのか 日除けシートなのか インク付き印鑑なのか ご祝儀袋なのか 乾電池なのか ポーチなのか 小銭入れなのか 軽視しているが 買った事さえ忘れる時もあるが 百円だったからまあいいか 必

          佰圓均一(ヒャクエンキンイツ)トランク

          メレンゲにツノとかつくっちゃってさ

          ゲロゲロ &ゲロゲロ〜 甘すぎね?(甘すぎね?) イヤなら食べなくてもいいのよ(あはん) いや 食べるけどさ(糖質制限・限界突破) あなたの為にチーズケーキ 激甘たっぶりチーズケーキ マスカルポーネは半分で 残り半分はわたしのハーツ レッツオーブン その前に(アチチ!) ほらほらあなたの気持ちはその程度? はやくメレンゲ混ぜなさいよ (シャカりなさいよ) ハンドミキサー禁止令 手首回してシャカりなせえ ああ〜 甘すぎ 手首のかえし ああ〜 違うわ 首はヒジは動か

          メレンゲにツノとかつくっちゃってさ

          誘導人問

          物事を勝ち負けで考える必要なし そう思いたかったわけです しかしながら 例えばジャンケン グーとチョキ ならば グーが勝つ という律を設けなければ ジャンケンは成り立たないわけです そこには差別も分別もなくて ただ ジャンケン というものを 成り立たせるために 勝ち負けという存在があるわけです 勝ち負けという  確実な区別がないことには 成り立たないわけです ゆえに上下や優劣での 勝ち負けという区分ではないわけです 勝ちが良くて 負けが悪い 勝ちが悪くて 負けが良

          悶絶するチャハーン

          『べらぼうにうまい店がある』 ある日そんな言葉が 友人の口から漏れたのがきっかけであった。 こんなグレーのシャツを好んで着て 脇汗がチラッと漏れ隠れしている ガサツな男の言う漏れなど 信用したくなかったのが本音であった。 しかし気がつけば私は再び 愛車【はっちゃん】を走らせていたのだ。 (マジ低燃費) 30分ほど走り ほどなくして、あのお店に到着。 そのお店が 昭和の香りただよう 商店街の一角にあるのを私は知っている。 『街中中華 萬寿園の回 再』 意気揚々と

          悶絶するチャハーン

          悶絶するラーメン 鹿児島•萬寿園

          『べらぼうにうまい店がある』 ある日そんな言葉が 友人の口から漏れた。 こんな、 鼻毛がチラッと漏れ隠れしている ガサツな男の言う漏れなど 信用していいものかどうか。 しかし気がつけば私は 愛車【はっちゃん】を走らせていた。 (低燃費) 30分ほど走り ほどなくして、お店に到着。 そのお店は、 昭和の香りただよう 商店街の一角にあった。 『街中中華 萬寿園の回』 意気揚々と お店の暖簾をくぐる私。 私はお店の暖簾をくぐる際に 必ずある儀式を心の中でおこなって

          悶絶するラーメン 鹿児島•萬寿園