中国改革開放の矛盾と日本企業に迫る選択肢
1、改革開放路線切り替えの背景
・経済要因:1970年代末、長年にわたる政治運動や計画経済が原因で、国内経済は崩壊寸前まで悪化。それに伴う社会的不安定→政権崩壊を避けるために、計画経済から市場経済へ、鎖国から開放への路線変換が必要だった。
・政治背景:毛沢東が死んだ後、一連の政治闘争を経て、鄧小平を代表とする「走資派」は実権の握るようになり、政策転換の政治的条件が整えた。
・国際環境:ソ連との対立が激化し、安全保障の面で共通の敵を持つアメリカとの関係が急激に改善。改革開放すれ