柚月しずく

小説と漫画原作執筆してます。 受賞歴はリットリンクに記載。 スターツ出版文庫様より「5…

柚月しずく

小説と漫画原作執筆してます。 受賞歴はリットリンクに記載。 スターツ出版文庫様より「5分後に涙」アンソロジーに書籍収録(発売中)

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復讐は恋を妨げる 第一話 【漫画原作部門】

あらすじ美原結奈は次期社長の御曹司:上条司と婚約していた。結婚式の打ち合わせの帰り、交通事故に遭ってしまう。事故の影響で数ヶ月間寝たきりだった結奈は、意識を取り戻す。目を覚ました結奈を待っていたのは、婚約者の司ではなく……。婚約者の弟・岬だった。岬に連れられて着いたのは結婚式場。そこで見たのは信じ難い光景だった。 上条家の結婚式、結奈が座るはずの新婦の席に座っていたのは会社の後輩の美香。 婚約者・司に捨てられた、絶望する結奈に「復讐しないか?」岬は悪魔の提案を持ちかけて―

    • 水瀬先生、ここから先は違法です 第三話

      〇職員室(放課後) 菜乃花、職員室に呼び出されていた。 菜乃花「いきなり廃部だなんて……困ります」 職員室に呼び出された菜乃花、教頭先生に所属している天文部の廃部を告げられる。 教頭「困るって言われてもなあ。顧問の山木先生が休職なさってるんだから、しょうがないだろ……」 菜乃花「そ、それなら顧問を他の先生に……」 教頭「先生方はみんな手がいっぱいなんだよ。それに……こういっちゃなんだけど、他の部と違って活動も乏しいだろ?……部員の数も少ないし、この際廃部でいいんじゃないかっ

      • 水瀬先生、ここから先は違法です 第二話

        ◯誰もいない空き教室 見つめ合っている水瀬と菜乃花のヒキ 菜乃花「いっくんは……先生でしょ?捕まっちゃうよ……」 水瀬「そうなんだよ。教師が生徒に手を出すわけにはいかない」 イタズラに微笑む水瀬 水瀬「でも、菜乃花が誰にも言わなければバレない」 妖美な笑顔の水瀬、アップカット 菜乃花「そ、そんな……」 水瀬「教師は好きな人に、愛を伝えただけで捕まるのか?」 菜乃花「教師の立場上、生徒に愛を伝えたらだめだよ?」 水瀬「そんなこと、刑法の何条に書いてあんの?」 菜乃花(子供み

        • 水瀬先生、ここから先は違法です 第一話

          あらすじ成海菜乃花18歳の誕生日。目の前に突如現れたのは隣の家に住んでいた幼馴染の水瀬一咲。 成人年齢が引き下げられ、18歳成人となった菜乃花に「ずっと待ってたよ。結婚してださい」そう告げる。好きだった幼馴染に告白されて嬉しいはずだったのだけれど――。 幼馴染の狂愛は止まることを知らず。 一咲は菜乃花の恋敵を寄せ付けないため、菜乃花の学校に新卒の先生やってきたのだ。平凡だった日常は、18歳の誕生日を境に甘くて刺激的な日々に……⁉︎ この恋、禁断の恋だけど法には触れておりま

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        復讐は恋を妨げる 第一話 【漫画原作部門】

          復讐は恋を妨げる 第三話【漫画原作部門】

          〇岬のマンション 高層マンション。 上条財閥の次男だけあって、高層マンションに住んでいる。 広いリビングにちょこんと座る結奈。 結奈(勢いで来ちゃったけど……この状況、大丈夫かな?) ゆっくり近づいてくる岬。 手を出されると思い、顔を赤くする結奈。 岬、結奈の顔の数センチ手前で止まる。 岬「顔色、やばいぞ。明日は力づくでも病院連れていくからな!」 結奈「……うん」 手を出すわけではなく、結奈の顔色を確認した岬。 結奈「びっくりした。手出されるかと思った) 結奈(今日

          復讐は恋を妨げる 第三話【漫画原作部門】

          復讐は恋を妨げる 第二話【漫画原作部門】

          〇披露宴会場の外・待合室 披露宴会場を出て、廊下にある長椅子に座る結奈、岬。 結奈、岬のことを信用していいのかわからず警戒している。 じっと岬のことを見つめる。 岬「兄貴も最低だよなー。婚約者が意識不明になったら違う女と結婚なんて」 結奈「……」 岬「あんな紳士そうな顔しちゃってさー。腹黒なんだから」 結奈「そんな……司は腹黒なんかじゃ…」 咄嗟に岬に言い返す結奈。食い気味に。 結奈(司は、優しくて腹黒なんかじゃないはずなのに) この場に応じて司をかばう結奈に呆れる岬。大

          復讐は恋を妨げる 第二話【漫画原作部門】

          ペアになって答える10の質問

          Q.1 逢都いうさんとはどこで知り合った? 旧Twitterかな🫶💕 Q.2 逢都いうさんの第一印象って覚えてる? 忘れちゃった場合は好きなお寿司のネタを答えてね! うさぎのアイコンかわいい🐰 書籍化作家さんだ……!(ドキドキ) 人当たりがよくて優しそう(ドキドキ) Q.3 逢都いうさんってどんな性格だと思う? 話しやすい❤️面白い面白い❤️ その場の空気をあたたかくしてくれる✨ そして気遣いもできる(最強) いうさんの持ってるワードセンスが本当に好き! Q.4

          ペアになって答える10の質問

          ペアになって答える10の質問

          Q.1 翼うみさんとはどこで知り合った? 旧Twitterかな🫶💕 Q.2 翼うみさんの第一印象って覚えてる? 忘れちゃった場合は好きなお寿司のネタを答えてね! 当時のうみさんのアイコン覚えてます! ウーパールーパーでした🫶❤️(だよね?ね?) 第1回noicomiマンガシナリオ大賞で受賞されてて、しかもそれがはじめて応募したコンテストって呟いてるのをみて、え、すごくない?何者?っていうのが第一印象です😌💕笑 Q.3 翼うみさんってどんな性格だと思う? 気遣いがで

          ペアになって答える10の質問

          小説を書く人が答える小説に関係なさそうでありそうな50の質問

          Q.1 一番好きな飲み物を教えてください。 ジャスミン茶 Q.2 一番好きな食べ物を教えてください。 麺類と甘いもの🍪 Q.3 苦手な食べ物を教えてください。 牡蠣🦪(あたるから) Q.4 なにか集めているものはありますか? 特にないです〜 Q.5 最近一番びっくりした出来事を教えてください。 🤫 Q.6 好きなアニメがあれば教えてください。 ありすぎて書ききれない! 定番だけど鬼滅の刃、呪術廻戦、推しの子 最近だと…スキップとローファー、怪獣8号、柚木

          小説を書く人が答える小説に関係なさそうでありそうな50の質問

          【漫画原作部門応募作品】殺して欲しいので結婚しましょう 第三話

          第三話 今すぐ私を殺しても、保険金が下りないことが分かった私達は、お互いの目的のために3ヶ月間の結婚生活をする事になった。 ■場所(影山渉の部屋) 結婚生活開始5分で、私は窮地に立たされている。不安で心が押しつぶされそうだ。 椿〈どうしよう。思わず口を滑らせて料理出来ると言ってしまったけど、本当は料理なんて出来ない〉 ホームレスになりたくなくて『和洋中なんでも作れます』と思わず言ってしまったのだ。 椿「さっきの話は口約束ですけど、契約と考えて良いでしょうか?」

          【漫画原作部門応募作品】殺して欲しいので結婚しましょう 第三話

          【漫画原作部門応募作品】殺して欲しいので結婚しましょう 第二話

          この先に待ち受けるのは ———『死』のはずだった 第二話 ■場所(お客さんのいない喫茶店) 交渉成立した私達は今後について話合いをすることになった。場所を移動して、殺し屋さんがよく利用するという喫茶店で話をすることになった。 他にお客さんはおらず、店内は少し薄暗かった。 奥にはキッチンスペースとカウンターがあり、テーブル席は手前に2席しかなく、こじんまりとしている印象だ。 椿「……とりあえず、今から籍だけ入れてきます?」 渉「ゴッフォッ。ゴッ。ゴホッ」 注文した

          【漫画原作部門応募作品】殺して欲しいので結婚しましょう 第二話

          【漫画原作部門応募作品】殺して欲しいので結婚しましょう 第一話

          ———私の結婚 それは、殺し屋に殺してもらうためだった 【登場人物】 ▶︎ 白石 椿 大学生3年生 20歳 女性 父親が白石ホールディングス社長で贅沢な暮らしをして甘やかされて大切に育てられた。世間知らずのお嬢様。十分な仕送りをしてもらい、一人暮らしをしていた。 ▶︎ 影山 渉 腕利きの殺し屋 28歳 身長178cm 細身の体型をしている。 重めの前髪のせいで目が隠れていて表情が読み取りにくい。人並みの感情は持ち合わせていない。 影山の心にあるのは【食う・寝る・殺す

          【漫画原作部門応募作品】殺して欲しいので結婚しましょう 第一話

          【漫画原作部門応募作品】私の兵隊くん 第三話

          第三話 ■場所(自宅・キッチン) まだ外は薄暗い。眠たい目を擦りながら盛大なあくびが出る。時刻は6時前、キッチンで朝食を作っていた。 朝の日課は5時半に鳴るアラームを、鳴り響く前に1秒で瞬時に止めるところから始まる。 隣で寝ている透さんを起こさないためだ。 1秒でも遅れると、透さんの睡眠の妨げになるので、瞬時にアラームを止めれるように私の眠りはいつも浅い。 これが私にとっての日常なので、この生活が異常ということに気付いていない。 朝ご飯は和食派なので、ご飯を炊き、

          【漫画原作部門応募作品】私の兵隊くん 第三話

          【漫画原作部門応募作品】私の兵隊くん 第二話

          第二話 ■場所(マンション通路・自宅玄関前) 美琴〈隣に住む大学生に声を掛けられて、いくら歳が離れているとはいえ、男性の家に1人で上がり込むなんて……ダメだよね〉 美琴〈でも、寒くてこの場には居たくない〉 躊躇したが、寒さで凍え切った体が思考を停止させた。そして、気付けばお隣さんの部屋でコーヒーを淹れてもらっていた。 ■場所(七瀬恭介宅) 恭介「インスタントなんで、味の保証はないっすけど」 ゴトンっとぶっきらぼうに置かれたコップにはブラックコーヒーが淹れられてい

          【漫画原作部門応募作品】私の兵隊くん 第二話

          【漫画原作部門応募作品】私の兵隊くん 第一話

          ◼️登場人物 天音 美琴 女性 専業主婦 29歳 派遣社員として勤めていた会社で現在の夫(天音 透)と出会い結婚する。妊活に専念することを理由に退社する。 黒髪セミロングで細身の体型をしている。 派遣社員の自分がエリートの透と結婚したことにどこか引け目を感じている。 ■天音 透 主人公の夫 男性 エリート会社員 32歳 黒髪で短髪。清潔感がある。外面が良いので美琴の親や友人は、透のことを優しくて真面目だと思っている。 裕福な家庭に育ち、父親が亭主関白でその姿を見て育ったの

          【漫画原作部門応募作品】私の兵隊くん 第一話

          【漫画原作部門応募作品】番犬として飼った彼は、オオカミでした 第三話

          ○真央の部屋(朝) カーテン越しから朝日の光が差し込む。部屋がほんのり明るく照らされる中、スマホのアラーム音が鳴る。 〜♬ 私は朝に弱い。非遮光カーテンにして光を通すようにして、明るさで朝の訪れに気付くようにしている。それでもなかなか起きられないので、スマホのアラームは必須だ。 真央「うーん」 まだ開かない重い瞼を擦りながら、スマホのアラームを止めるために手を伸ばす。 真央(なんか、いつもより布団があったかい……) 布団の温もりが恋しくて、また潜り込む。また夢の

          【漫画原作部門応募作品】番犬として飼った彼は、オオカミでした 第三話