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ADHDの診断が出て良かったこと〜つま先立ちへの理解〜

ADHDの方のTwitterを見ていると、ミスのために自己肯定感を失ってしまっている方が多くいらっしゃるように見受けられます。
抱えている悩みは少し異なりますが、何とか力になれたらと思っています。

一つの例として自分のことを書きます。

僕の場合は、診断が出る前に生き辛さを感じることが多くありました。

僕は、親にずっと褒めて育ててもらったこともあり、自己肯定感は高い方でした。
(もしお子様が発達障害の傾向があれば、褒め続けるのは生きていく力の方の1つになるかもしれません。育て方の専門家ではないので、あくまで一例として)
何かのミスで責められた時に、出来ないことにもやもやを感じることはありましたが、自分で自分を責めて辛くなることはあまり多くありませんでした。
出来ないことへのもどかしさと、能力の凸凹に不満を覚えることはありました。

中でも最も辛かったのは、一生懸命やっていてもミスがでることで「本気じゃないからミスが出る」と言われることでした。
だからカントに救われたんですよね。

前職の先輩方の中には、コンテストに合わせて成績を持ってくる方もいました。その是非はさておきますが、当時のマネージャーから「コンテストに合わせた案件ないの?」と聞かれる度に
いつもつま先立ち状態なんです。ありません」と答えていました。

いつもできることには、自分の中で全力を尽くすようにしています。

だからその上で「ミスは本気度が足りていない」と言われるのが本当に辛かった。なぜこんなにミスをするかが自分でも分かりませんでした。

仕事でもプライベートでも色んな方にたくさん迷惑をかけていることは重々承知です。出来ないことを助けてもらっています。

ADHDの診断が出て、ミスと本気度に相関性はないことを分かってもらえるようになって、すごく心が軽くなりました。
また自分自身もミスの原因が分かってスッキリしました。脳内物質の異常なら仕方ない、と開き直れました。
当時のマネージャーの懐の深さもあると思います。本当に感謝しています。

「診断があるんだからミスも許せよ」みたいに傲慢なことを思っている訳ではありません。
理解してくれるだけでいい。

その理解のきっかけがADHDの診断でした。
「なんで出来ないんだ」「どうしたらいいか分からない」から
「じゃあどうするか考えよう。」へと自分自身も周りの方も変わっていきました。

家庭でも、職場でもそうでした。

理解へのツールとして、診断がとても役に立ちました。

もし、診断を迷っている方がいれば参考になれば幸いです。

今後も一つのモデルとして、役に立つ方が1人でもいればいいというスタンスで書いていきます。

私自身、ADHDの当事者です。
発達障害の方専門のFPとして活動しています。
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